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ドルコスト平均法は、有利なのか不利なのか

「ドルコスト平均法が有利なのか不利なのか?」
色々なブログや投資サイトで既に何度も議論されてきた内容です。もう、結論が自分なりに整理できている方も沢山いると思います。

このサイトでは、
その1その2その3その4まとめ
という記事を書き、過去の例から見ると「投資資金がある時にはすぐに投資したほうが良い。経済が右肩上がりで成長すると仮定するなら、一刻も早く投資するほうが有利」という結論になりました。
(といっても、私はまだドルコスト平均法で買ってるのですが・・・)。

と、一度結論は出ていたのですが、先週末の飲み会(しぶとい分散投資の会)で、色々な話(主に山崎元さん)を聞いているうち再整理されてきたのでもう一度取り上げます。




まず、誤解がないように書いておきますが、「ドルコスト平均法は悪くない投資方法です」。

例えば、「精神面」。今回のような下げ相場のとき、ドルコスト平均法で機械的に投資していれば精神的な負担が軽くすみます。 また、「貯蓄の習慣としての一面」もあります。 特にサラリーマンのように毎月一定のキャッシュフローがある方にとっては、資金を貯めるといったプラスの面が大きいと思います。

今回は、以上のような有利な面はドルコスト平均法を使わなくても良い方、つまり、「下げ相場でも冷静に対応できる。貯蓄だってきちんとできる」という方にとって、より良い投資方法はどちらかというネタになります。

色々聞いた話から、私の考えた結論を先に書きますと、
「ドルコスト平均法より、投資資金があるならすぐに投資するほうが合理的」
(あくまでも私個人の考えです。しぶとい分散投資の会では、ドルコスト平均法が良い派も沢山いました。熱い論議はありましたが結論は出ていません。)


では、順を追って、、、、

まず、投資で考えるべき項目というと重要な順に「アセットアロケーション」「タイミング戦略」「銘柄選択」となります。 過去の偉い方の論文などでは「アセットアロケーションがリターンの8割を説明できる」等言われており、底値を狙うとか、儲かりそうな会社を探すよりも重要だとされてます。(例えば、沈み行くマーケットの投資比率が高ければ、でいくら投資タイミングや銘柄選択を頑張っても駄目。)


以上のことを頭の片隅において、

今、総資産110万円(株50万、債券50万、キャッシュ10万)のポートフォリオがあるとして、そして毎月1万円づつ、株と債券をドルコスト平均法で買っているとします。 この状況では株:債券=5:5のポートフォリオとしてほぼ安定しています。

次に、ボーナスで投資資金が60万円増えたとします。

ドルコスト平均法の考えでいくと、一度に60万円を投資するのはリスクがあるので、次回ボーナス(6ヵ月後)にあわせ、毎月10万円づつ購入という選択が正しいと思われます。

ただ、ここで注意すべきことは、ボーナスをもらった瞬間に、総資産170万円(株50万、債券50万、キャッシュ70万)という、キャッシュ偏重のポートフォリオになってしまうことです。そして、バランスが崩れた状態は6ヶ月間続きます。 
ポートフォリオの維持という観点で言うと、ボーナス時、すぐに投資して総資産170万円(株80万、債券80万、キャッシュ10万)にすべきです。

では、ドルコストの観点と、ポートフォリオの維持という観点のどちらが重要か?
「ドルコスト平均法」は、いわゆる「タイミング戦略」の1つです。とすると、最初に書いたように「アセットアロケーション」を維持が、よほど重要になります。


まとめですが、
「投資資金が増えた。」「資金が必要なので資金を取り崩す。」など色々資金の入出が発生した場合、その瞬間に目指す比率にポートフォリオを調整するのが良い。 わざわざ、ドルコスト平均法のために、キャッシュ偏重のポートフォリオを続けてしまうのは、逆にリスクとなる。
ということになると思います。
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この記事に対するコメント

相互リンクのご依頼

サイト運営し始めた者なんですが、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://hikaku-lin.com/link/register.html
こちらより、相互リンクしていただけると嬉しいです。
まだまだ、未熟なサイトですが、少しずつコンテンツを充実させていきたいと思ってます。
突然、失礼しました。
xqyHpNjp

【2009/04/21 03:14】hikaku #9909176855(URL)[編集]

無題

モンチ様 こんばんは

(1)
ドルコスト法はタイミングに関するものというのは理解できますが、タイミング戦略は底値で買って天井で売るのを狙うものだと思っています。それに対してドルコストは値段に関係なくタイミングを分散させる方法ですので、むしろタイミング戦略とは反対側にあるものではないかと思います。

(2)
ドルコストは有利でも不利でもないと一般に言われていますが、これは言い換えますと、状況に応じて使い分ければよいと理解しています。例の『しぶとい分散投資術』によりますと、いずれ値上がりするならドルコスト平均法は効果大(P61)とあります。
いま現在サブプライムショックで値下がりしていますが、いずれ元の値段に戻ってくると思います。ですので、この局面ではドルコスト法が適していると思います。

【2009/04/21 22:00】Tansney Gohn #99d0d231f9()[編集]

Re:無題

Tansney Gohnさん、こんばんは。

まずは、前提条件として「暴落時も冷静に投資できる」というのがあります。もし、そういう精神的な面を補わうことも考慮するなら「ドルコスト平均法は良い投資方法です」。


>(1)
別に「ドルコストはタイミング戦略でない」という観点でも全然問題ないんですが、論点としたいところは、「本来のポートフォリオの割合からずれていることは問題では?」というところでした。

ドルコストは平均値で買うということですので、期待値は一括購入と同じです(有利不利はない)。 逆に、ポートフォリオの割合は、「リターンの8割説明できる」といわれているぐらい重要な事項です。 では、合理的に考えるとどちらが大切か? ポートフォリオ維持の方では?ということです。


あとは、「そうは言ってもドルコストはブレが少なくなる(高値、安値は避けられる)」という意見もあります。 例えば、日本株は年率20-30%のブレがでますが1年間に別けて買えばブレは半分になりそうです。
でも、これは根本を考えれば、その方は、そもそも年率20%のリスクに耐えられないということであって、ドルコストでリスクを押さえより、ポートフォリオを調整(例えば株式100%から50%に抑えるとか)するのが正しいのではないでしょうか?? で、即理想比率になるよう購入する。


>(2)
毎月買い増すことについては賛成です。毎月給与がある人は毎月資産を買っていくべきというのは正しいと思います。ただ毎月ドルコストで買う必要はなく(1)のような考えで買うほうが良いのではないでしょか?

【2009/04/22 02:19】管理人

自分の持論

一括購入は投資期間中で今が一番有利なことに賭けるタイミング戦略です。ドルコスト平均法はタイミング戦略を避ける方法です。

タイミング戦略の回避を重視するならドルコスト平均法。
アセットアロケーションの効果を重視するなら一括購入。
あなたはどちらを重視しますかという選択です(という意見です)。
#マルキール先生公演申し込み時の質問事項はこれ関係にしました。

因みに僕は弱めの前者です。自分の想定投資期間であるたかだか20~30年間では、一発のタイミング戦略に賭けて良いほどはアセットアロケーションの効果を信用していないからです。
ただ、基本は定額分割購入なのですが、投資対象が大きく下げたときはペースアップしています。どうにも我慢ができないのです(汗)

【2009/04/22 01:22】たかき #990b07b603(URL)[編集]

Re:自分の持論

たかき さん、こんばんは

あえて、ドルコストも「タイミング戦略」と書いたのは、ドルコストも恣意的な判断が入るという意味を込めたかったのもあります。(ドルコストでも、例えば退職金をもらって1200万円を投資に回すと考えたときに、毎月100万円づつ12ヶ月で買えば、その1年という時期にタイミングをかけた。毎月10万円づつ120ヶ月で買えば、その10年に書けたと言う事です。600万円で2回もあるかもしれません。 では、どれが正しいですか?、というと、結局は1200万円1回も含めて正解は誰にもわかりません)。

で、上のコメントにも書いたんですが、「ドルコスト平均法はタイミング戦略ではない」で別に構わないんですが、「アセットアロケーションを崩すだけの価値はありますか?」という趣旨を書きたかったわけです。


では、どっちが重要か?

個人的には、アセットアロケーションではないかと思ってます。
例えば、日本株偏重(例えば100%)のポートフォリオを維持してしまったときは、いくらドルコスト平均法で買っても、過去40年間はマイナス収支です。
http://m0nch1.blog.shinobi.jp/Entry/579/

この事実を知ると多分「ドルコストだけでは駄目、そもそもポートフォリオが不味い」という結論になると思います。

では、同じような状態の「キャッシュ偏重」の場合、「キャッシュ偏重のポートフォリオは不味い」という結論にならず、「ドルコストで時間をかけて変更する」という所に行ってしまうところが難しいところです。(行動ファイナンス的にリスクは取りたがらないという事柄に陥った状態)


あと、補足ですが「買増し」は賛成です。 特にサラリーマンの場合、キャッシュフローが毎月あるので買うこと自体は大賛成です。 でもあえて毎月金額を合わせる必要はなく、その都度、ポートフォリオが元に戻るような調整をした結果=その時点の投資金額になるのでは?と個人的には思います。

【2009/04/22 02:57】管理人

無題

モンチ様 こんばんは
レスありがとうございます。

>(2)
に関連した話題で、たかき様あてのレスに書かれた内容と一部ダブるのですが、ポートフォリオは組んであるがキャッシュ偏重になっていて、いまの時期(サブプライムショック後)に買い増しをする場合ですが、、、

A) キャッシュ偏重を1回で解消する
B) 数回に分けて解消する(均等でなくてもOK)

私の想像では、
A)は当たれば大きいが外れても大きい。
例えば今年3月中ごろに解消していたら底値で買えた(まだ分かりませんが)。でも、去年の夏ごろに解消していたらかなりやられた。

B)は中庸。

と思いますが、いかがでしょう?

【2009/04/22 18:42】Tansney Gohn #99d0d08a09()[編集]

Re:無題

Tansney Gohnさん、こんばんは。

>B)は中庸。

B)別けて投資は、購入価格のブレを抑えるという意味では、中庸どころか効果絶大だと思います。 よって定期的に投資資金を投入することは大賛成です。


ただ、それとポートフォリオの比率が狂うのは別問題で、


>A)は当たれば大きいが外れても大きい。
>例えば今年3月中ごろに解消していたら底値で買えた(まだ分かりませんが)。

これは、キャッシュ偏重のポートフォリオが当たったということで、キャッシュという資産クラスがたまたま良かったということになると思います。逆に「去年の夏ごろに解消していたらかなりやられた。」場合は、キャッシュ偏重のポートフォリオがはずれたということで、たまたま株等の資産クラスの成績が良かったといことになると思います。

では、キャッシュ・債券・株etcのどの資産クラスが今後良いのか? それは誰にも分かりません。だから、どの時期においても、自分で決めたポートフォリオの比率を維持した方が良いのではないでしょうか?


例えば、ポートフォリオの比率が大きく狂っている(株の比率が2倍になったとか)時にリバランスをすると想定して欲しいのですが、普通は1度でリバランスするのではないでしょうか?(2倍になった株を半分売って、他の資産を買う。)
同じ事が、債券でも商品でもリートでも実行されるのに、現金の場合のみ、例えば1年かけてリバランスするということに、あまり合理性を見出せない気がしますが、いかがでしょう? (行動ファイナンス的には、リスク回避にバイアスがかかるので、このような行動になってしまいがちですが)

もしくは、今は100年に1度の金融危機ですので、「今後株価が下がる可能性が高い。だからキャッシュポジションが有利」という考えが、頭の片隅にあるのかも知れません。それだと、キャッシュが株より有利ですので、ドルコストで買う事も正しい行動だと思います。
(でも、本当に下がると予想しているのなら、その予想が変わるまで買わないほうがより合理的ですが(^^;)


色々書きましたが個人的には、
サラリーマン(ドルコストを使わなくてもお金を貯められる&暴落に耐えられる方という条件付)にとっては、 毎月の給料から投資資産は全て投資に回す(毎月定額にする必要なし)。 ボーナス時はボーナス時で投資に回す資金はすぐに投資に回す。 そして、その時々で常にポートフォリオの比率を維持しておく
というルールがよりベターだと思ってます

【2009/04/23 02:12】管理人

無題

モンチ様 どうもありがとうございました。m(__)m

>もしくは、今は100年に1度の金融危機ですので、「今後株価が下がる可能性が高い。だからキャッシュポジションが有利」という考えが、頭の片隅にあるのかも知れません。

私の場合はこのクチです。 すこし表現を変えますと、『いまの危機で下がっているあいだを分割でガッツリ買えばよいポートフォリオになるだろう』というコンタンです(笑

【2009/04/23 06:12】Tansney Gohn #986cfe60e5()[編集]

Re:無題

Tansney Gohnさん、こんばんは。
こちらこそ論議につきあっていただきありがとうございます。

まだ、下がるという予想でしたら・・・・、
毎月購入時に、下がる確率を予想して、その比率に合わせて購入金額を調整するというのも面白いかもしれません。(来月100%下げると思えば買わない、五分五分ならいつも積立いる額、 30%なら、+20%増しでかうとか)

【2009/04/24 01:46】管理人

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