Date:2008/09/29 00:10
9月17日からコモディティーファンドの一部が取引きできなくなっていました。取引きできなくなっていたのは、AIGの出しているコモデティ指数の連動債を組入れたファンドで、かなりの数があるようです。例えばSBI証券だと
- 岡三-コモディティ・インデックスオープン
- 住信-コモディティ・オープン
- 野村-グローバル・コモディティ・オープン
原因は、金融市場の混乱で投資先の連動債の売買について受付けられない状況になっていたからだそうです。
そして、それら投資信託の売買が26日より取引開始されるようです。これら投資信託を保有している方はひと安心ですね。
先日の記事「ETN(≠ETF)のリスクの本当の怖さを改めて知る」で、連動債を組入れているETNは怖いという内容を書かせて頂きましたが、投資信託の一部(連動債を使っているもの)も怖いですね。
今回、
AIGは破綻を辛うじて免れていますが、「もし破綻していると、、、」と考えると非常に怖いですね。実際破綻しないと結果は分かりませんが、これら投資信託に投資していた方の投資資金は返ってこない可能性が高かったと思います。
うーん、ETNだけの問題と思いきや投資信託にも同じようなリスクを抱えた商品が多そうです。もう一度、ご自分の保有している投資信託やETFなどをチェックした方が良さそうですね。
少しだけ余談で、、、同じくSBI証券で販売されているコモディティファンドでAIGの被害を受けていないのは、
- 損保ジャパン-DBLCIコモディティ6
- 大和-“RICI”コモディティ・ファンド
でも「DBLCIコモディティ6」は、ドイツ銀行が発行している連動債を組入れているだけですので、ある意味運が良かっただけ(?)。 一方「“RICI”コモディティ・ファンド 」の方ですが、投資先は海外籍のファンドで、そのファンドは商品先物で運用されているようです。ということは一応現物に投資されているとなるのではないでしょうか?
この2本の投資信託の最終的な投資先を調べるだけでも、目論見書や運用報告書の隅々まで探す必要があり時間がかかりました(汗)。 うーん、一般の方は絶対見ないですね、、、こんな感じで大丈夫なんでしょうか?? 私が気にしすぎ??
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この記事に対するコメント
無題
AIGは破綻がありえたわけですから、これはもう大変なことですね。
紙くずした経験があるだけに、ホントに勉強して買わないといけないなって思いました(^^♪
Re:無題
うさみみさん、こんばんは。
>紙くずした経験があるだけに、ホントに勉強して買わないといけないなって思いました(^^♪
あらら、何か紙くずにしてしまったんですか?
株式が低迷するのはいつか回復するのでまだ良いですが、倒産等で市場から退場になってしまうと復活できませんので、全力で回避しないとダメですよねー