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質問にお答えします

ネタ不足なので、頂いたご相談にお答えします。

本筋以外の部分は省略して引用させていただきますが、質問の内容は、

実は勧められて住友信託の分配ファンドを昨年5月に購入しました。これからどうしようかと迷っております。船井さんのご本などには円高や恐慌の事などが書かれていて、これまでとは違う事が起こるのではと不安です。現在100万が73万くらいで、いつ解約すればよいのか悩んでおります。

ということです。

アドバイスするには、ちょっと情報が足りないので一般的なアドバイスになってしまいますが、少しでも判断の足しになれば幸いです。(こちらが勝手に取上げたので、お礼のコメントとかは不要です。)





1)投資資金100万円は余裕資金ですか? 

少なくとも5年先まで使い道のないお金ですか? もしそうなら解約に焦る必要はないと思います。 もちろんお薦めしない投資信託などもありますが、資産の100%が銀行預金という状態に比べれば、状況的には良いと思います。

銀行預金は、短期債券に集中投資しているような物です。 リスク分散を考えた場合、1点集中は正しい投資ではありません。預金は元本保証されているのでリスクがないような気がしますが、超円安や超インフレが起こった場合には実質的な被害を被ります。 それよりもインフレに強い資産、円安に強い資産など、資産を分散して持つことが大切です。

ある研究では、投資先(株・債券・預金なども含み)の割合の決定が重要(トータルリターンの90%を決める)であって、投資先(この場合は「住友信託の分配ファンド」)の判断はあまり重要でない(リターンの10%未満しか影響しない)というものもあります。 

もし、運悪く使う予定の資金だった場合、資金が必要になった時に必要な額を解約しましょう。



2)円高や恐慌について

船井さんの本を存じませんが、アナリストとや経済評論家の意見は信じない方が良いと思います。というより、彼らの見解は、既にマーケットにいる人には当たり前のことであって、既に株価に折込まれ済みです。 
また、本当に将来が高い確率で言い当てられるなら、経済評論家は経済評論をやめて投資に専念すれば良い話です。 しかし、もし円高&大恐慌といっておきながら、アナリスト達は借金して円を買って預金しておくことはしないはずです。 それは、見通しが当たる確立が五分五分だということを重々分かっているからです。


3)買い換えの時期

買った投資信託の名前が分からないので具体的なアドバイスができませんが、今後も投資資金を追加し続けるのならば、次回購入時からお気に入りファンドを買い足していきましょう。
そして、リバランスや資金が必要なために解約する時に、今買っている投資信託を必要数売却しましょう。 そのうちに、自動的に投資信託の乗り換えが終了しているはずです。
この記事の最後の方を参照にしてもらっても良いかもしれません。


4)経済見通し

Q)大恐慌になるか??
A)分かりません。 でも、世界の機関(OECDやIMF)などは、景気の底を脱した可能性が高いと報告しています。 

Q)円高進行?
A)これも分かりません。 短期的な上げ下げはありますが、購買力平価から考えると円の価値はほぼ妥当な水準です。


5)最後に

100万円を投資したときの動機を思い出してください。 
「しばらく使わないお金なので投資したい」なら「投資誌続けるべきです」。

また、住友信託の分配ファンドを買った理由は「薦められた」のようですが、では、他に投資したい投資信託は見つかりましたでしょうか? もし見つかったのであれば「早急に乗換えるべき」ですし、逆に見つかっていないのなら「保有しているファンドが自分に合っている、ホールドすべき」です。


一般的な内容で参考になりませんが、考え方は参考になると思います。
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