Date:2009/09/30 00:52
タイトル通りですが、米投資誌「Barron's」が、「Is the Sun Setting on Japan?」という記事で、「日本がデフォルトしてしまうのでは??」という内容にふれています。日本語では、
- 国債増発で日本が「国家倒産」 米投資誌が「ありうる」と紹介 (J-CASTニュース)
- 『バロンズ』に日本に対して悲観的な記事が出ました(外国株ひろば)
日本人であれば、常に日本の財政について何らかの不安を持っていると思いますが、海外の投資誌にも指摘されてしまいました。 具体的な数字では、
- 日本の国債総額は、現在GDPの217%。
(ちなみにアメリカは81.2%、G-20の平均72.5%) - 国連による、日本の人口の予測では、現在の1億2700万人が、2050年には1億0160万人に減少する。
(ちなみに米国は、3億1700万人から4億0400万人に上昇する予想です) - しかも日本の労働年齢(15-64)の人口が、現在の8300万人が、2050年には4900万人まで下がると予測。 さらに、年金などが必要な高齢者は、現在2750万人から、2050年には3800万に上昇する。
- つまり、現在、労働人口100人に対して高齢者を33人支えていることになるが、2050年には、100人に対して77人を支える必要がある。
日本の借金は海外に対してでなく、日本国民に対しての借金であるので問題ない(家族で言うと、親が息子から借金しているだけで、別にサラ金などに手を出していない)という意見もありますが、GDP200%という異常な大きさの債務と、高齢化が急速に進むことを考えると、そう楽観していることはできない気がします。 個人的には人口減の速さが怖いです。
日本の政権も新しくなりましたし、政府には今までのようなやり方でない新しい施策に期待しましょう(^^;
あとは、日本オンリーの投資でなく、世界に目を向けた分散投資を心がけるぐらいでしょうか? でも本当に日本国が破綻した場合は、意味がなさそうな気もしますが、、、、
■参考情報
Fool.com > Japan's Demographic Time Bomb
PR
この記事に対するコメント
無題
楽観できる環境じゃなく悪い数字も揃ってますね^^;
こうなると内需に期待しても限界がありそうですね
Re:無題
こんばんは
>楽観できる環境じゃなく悪い数字も揃ってますね^^;
>こうなると内需に期待しても限界がありそうですね
将来の内需は厳しいですね。 また、人口増加は数年で解決する問題でないので、少なくとも2、20年先までは、ほぼ予想通りのシナリオをたどると思います。
新しい政権には、少子化対策を最優先に考えてもらいたいです。(高速道路無料化などは人口の問題に比べれば、たいした問題ではないはずです、、)