Date:2008/06/21 01:20
相互リンクしていただいている、とよぴ~さんの「カウンタゲーム」に興味深い記事がアップされています。・はずみ車が回り始めた!
・バークレイズの返事キター*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
そもそもの始まりは、とよぴ~さんが日経新聞の取材を受けるので皆さんの意見を聞かせて欲しい(「皆様のチカラ(意見)を貸してください」)というアンケートでしたが、
なんと、業界NO1のBGIと、日本でNO1の野村AMに嘆願書を送っています。しかも返事をもらっています。
すさまじい行動力は脱帽です。そこまで活用していただければアンケートに答えたかいがありました(^^
リンク先の記事を読んでいただくと分かりますが、「野村AMも夏頃から、我々の期待にそったETFを出してくる」ような感じです。 先のステート・ストリートの件といい、今年後半から非常に面白いことになるのではないでしょうか??
たぶん、株価も底値をつけていそうですしね(^^; 期待的観測?
今までは、東証&大証のETF上場は期待していなかったのですが、もしかすると期待できるのでは? そうなると、現在のネット証券の海外ETFとの住み分けは? などを考えてしまいます。
ものすごく簡単に考えると、東証などに上場してもらうと、取引が楽というのもありますが、
もう少し細かく見ていくと、、、
日本市場に上場するETFが、かなり有利な点
1.取引コストが安い
ネット証券(楽天・イートレ、、、)で、海外ETFを買えば、2,3千円の手数料を取られてしまいます。
一方、東証などに上場してもらえれば、通常の株と同じですので、数百円、場合によっては0円で取引ができます。
(インデックス派の場合ですが、)頻繁に取引しないといえども、定期的に買い付けるので、やはりコストは安いに越したことはありません。
2.為替手数料が安い
日本市場に上場したETFの場合、為替コストが抑えられます (ETFの隠れたコストとして内包される?? でも機関投資家並の安いコストのはず)。
ネット証券の海外ETFは、頑張っても片道0.25円もかかりますので、この差は無視できません。
日本市場に上場するETFが、少し有利な点
3.税金問題
配当金などは、米国と日本で二重課税されてしまいます。 勿論、(私はやったことないんですが、)確定申告すれば取り戻せるようです 面倒ですが勉強と思えば悪いことでもないと思います。
ただ、一般的なサラリーマンの場合は、「給与以外の所得が20万円までは確定申告しなくてOK」という合法的な節税方法がありますが、 二重課税を取り戻すために確定申告してしまうと、逆に税金を取られてしまいます。 ですので、やはり申告しないできない、つまり2重課税分はあきらめるしかなさそうです。
(注意: 20万円以下は確定申告しないでOKは、条件が揃っているサラリーマンだけですので、万人が使える技ではありません)
日本市場に上場するETFが、不利だと思う点
4.取り扱いの種類の少なさ
ネット証券の海外ETFの導入は、、、制度面から見れも海外ETFをマネージメントしている会社が参入しやすいので、やはり種類が豊富です。
自分にあったETFが、東証などに上場されればそれでOKなんですが、今の勢いではまだ難しそうです。
5.流動性の問題
海外に上場しているETFは、やはり市場が大きいだけあって出来高が違います(ETFにもよりますが、、)。
同じETFを日本に上場した場合、基本は日本の投資家の購買力に頼りますので、場合によっては流動性で問題が出てくるかもしれません。
こうやって見るとネット証券が売り出している海外ETFの問題はコスト?
逆に利点は取り扱いの多さ?
来年ぐらいから、東証 VS ネット証券の戦いが起こりそうで楽しみです。
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この記事に対するコメント
無題
記事の紹介ありがとうございます
まだゴールが見えてきたところであってゴールしたわけではないのですが今後に期待が持てる夏以降の展開ですね?
Re:無題
>まだゴールが見えてきたところであってゴールしたわけではないのですが今後に期待が持てる夏以降の展開ですね?
今後が本当に楽しみです。 私はとよぴ~さんほどの行動力がないので、記事の紹介か、自らブログで訴えるぐらいしかできないのですが、こういう流れがETFを作る側に伝わってほしいですね。
おもしろくなってきましたね
健全な競争が行われ、利用者の利便性、選択肢が拡がることはよいことですね。
実際のところどうなるか、楽しみにして待ちます。
Re:おもしろくなってきましたね
>健全な競争が行われ、利用者の利便性、選択肢が拡がることはよいことですね。
>
>実際のところどうなるか、楽しみにして待ちます。
この前お世話になった楽天証券をはじめ各ネット証券がどういう戦略を練ってくるかが楽しみです。 コスト的にはそんなに下げられない気がしますが使い勝手の向上や楽しい品揃えなどをもっともっと頑張ってほしいですね。