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リーマンショックの大きさと、過去の下落相場を見比べる

インデックス派の皆さまから見れば、チャート分析なんて邪道といわれそうですが、見ていて楽しかったので少しだけご紹介します。

昔ご紹介したdshort.comの記事なのですが、
  • 今の下げ相場は、5割程株価を下げてしまった下落相場である「2000年のITバブル」「1973年の石油ショック」と同じ道を歩んでいるのか?
  • それとも、実に9割も株価を下げてしまった「1929年の大恐慌」と同じ道を歩んでいるのか?
を読み解くための面白い内容がありました。

その記事によると、リーマンショックの影響が大きいので、大恐慌の時の速度で株が下がっているが、そのショックを除いた下げ相場で見ると、ITバブルや石油ショックと同じぐらいではないかという分析をしています。




現在の株価の下落傾向
(ソース:dshort.com > A Tale of Two Regressions

青い矢印が示すのは、「現在のS&P500の下落傾向のライン」(最小二乗法で求めている)です。

この青い矢印を見ると、今回の下げ相場は1929年の大恐慌の下落相場と一致する物がありそうです。 そして、現在株価を戻していますが短期的な高値圏であるだけで、いずれ株価が暴落、青い矢印の位置まで戻してしまうかも知れないと見えます。


一方、黒い波線矢印が示すのは、「リーマンショックが起こるまでのS&P500の下落ライン」です。
これは、リーマンショックという大事件が起きたため短期的に投資家の気持ちが収縮してしまったからで、本来の下落傾向は、黒い波線矢印ではないのか? というラインです。

この黒い波線矢印を見ると、リーマンショックという大事件がなければ、ITバブルや石油ショックと同じペースで下落が進んでいたようですね。 恐るべしリーマンショック。 この矢印で行くと今は下げ過ぎていた株価がようやく戻ってきたとも解釈できそうです。


青い矢印、黒い波線矢印のどちらが正しいか分かりませんが・・・、今年の3月で底を売っていることを願います(^^;
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