Date:2008/03/18 00:04
為替相場の乱れが大変なことになっています。ドル円が100円を切るだけでなく、95円に一時タッチしてしまったようです。
以下、直近のドル円のチャートです。
年始は110円ぐらいでしたので、ここ3ヶ月で15円の下げ(1割以上の下げ)のようです。
3ヶ月前と比べて、日米の経済状況が大きく変わった気はしませんが、そこまで円高ドル安になるのも不思議な感じです。
とりあえずは、狼狽売り、短期投資の資金、金融機関の仕切りなおしなどのお金が動いているのだと思います。
一方、個人投資家といえば、、
100円割れ円高でも衰えぬ個人投資家の外貨建て運用、低成長の国内投資見切り(asahi.com)
-----引用開始-----
外為市場でドル安が進行しても、個人投資家の外貨建て資産への選好度に衰えが見えない。この先の一段のドル安/円高は考えにくいとの見方が根強くある中で、高金利通貨建て債券で運用して収益を稼ごうという思惑が働いているようだ。
日本の低成長による低いリターンの国内投資を見限り、外貨建て資産に向けてマネーが流出する基調が今後も継続しそうだ。
(略)
ただ、現実はどうも違った展開になっている。一段の円高で外貨商品の純資産は目減りしているものの「解約が目立つのは日本株ファンドなど一部の株式投信で、外貨建て債券で運用する外債ファンドへの投資は伸びている」(大和証券)との声や、「将来の値上がり益を期待し、堅実に新発の外債を買っている」(野村証券)との見方が広がりをみせている。
-----引用終わり-----
特に人気なのが、高金利債券(オーストラリア、南アフリカ)と、外債ファンドらしいです。
サブプライム問題 ・ 円高ドル安に負けない、個人投資家は頼もしいですね。
安値を拾いに来るのは、とても合理的な行動だと思います。
日本の投資家も捨てたものではないですね。
(もう少し厚みがあれば完璧なんですが、、預金好きの日本人には酷なのでしょうか?)
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この記事に対するコメント
いやいや
オーストラリアはありかな~って思うけど
南アフリカは思いっきり危険ですよねぇ・・・。
目先の高金利に釣られてリスクってやつをもうちょっと
考えて欲しいものです。
明日FOMCですが内容次第で今後円高か円安か
のビジョンがある程度見えるのでは?なんて思ってます。
あとバーナンキを解任しろってジム・ロジャース吼えてます(笑
http://www.cnbc.com/id/23588079
ここでジムの生ボイス聞けますよ(苦笑
連邦準備銀行など壊せって書いてるのは驚いた(笑
Re:いやいや
記事内の内容は、「外貨に注目というのはありですね」ということで(^^;
個別の投資対象(南ア債など)については、検討が必要ですね。
>明日FOMCですが内容次第で今後円高か円安か
>のビジョンがある程度見えるのでは?なんて思ってます。
「結果を知ったらお終い、一度円安ドル高が一服。」などを予想しているのですが、市場心理がかなり敏感になっているので、思わぬ所で売り材料にされそうで怖いですね。
>あとバーナンキを解任しろってジム・ロジャース吼えてます(笑
>連邦準備銀行など壊せって書いてるのは驚いた(笑
紹介いただいた記事にも書かれていましたが、確かに、これだけお金をジャブジャブに供給すると、金融危機が去った後のインフレが心配ですね(最初は株価高騰などしそうですがその後が、、)。
しかしジム・ロジャースの「バーナンキやめろとは」厳しいですね。
FRBも色々な施策を打出して来てますし、頑張っているとは思いますが、
個人的には、前のグリーンスパンの方が責任が重いと思います(笑)
「住宅市場がブロス(バブルでない)」「金利が逆イールドで謎」など発言してたので、こうなることは予想できていたはずなのに、もっと対策を打って置いて欲しかったですねー