Date:2008/02/06 00:52
大体のネット証券が取り扱っている人気(?)商品のひとつに南アフリカ債券があります。
例えば、楽天証券の物を引用すると、、
・2年満期の南アフリカ債券
・利回り9.75%
・手数料なし
(詳しくは、 楽天証券のWEBで、、)
一瞬見た目にも、利回りが高く、人気が出るのは分かりますが、、、
実は、意外とコストがかかっている商品だと気がつかない人が多いのではないのでしょうか?
どれだけ、コストが必要かといいますと、、
・まずは、誰でも気がつきますが、為替手数料です。
購入時は、円から南アフリカランド、 売買時には南アフリカランドから円 に両替するために片道50銭(往復で1円)の手数料がかかかります。
率で言うと、 南アフリカランド・円が15円ぐらいですので、6%の手数料を取られていることになります。
(もちろん、為替手数料は発生するのが当たり前ですが、もう少し何とかして欲しいですね。。)
・次に、 見落としがちなところに、債券の利回りでも実はサヤを抜かれています。
今、南アフリカの残存期間2年の債券の利回りは、 だいたい10.2%ぐらいです。
それと同等の債券を、楽天証券は9.75%で売り出しているわけですので、何処かの過程で(楽天証券か、発行元の国際復興開発銀行かは分かりませんが、)年率0.45%も利益を抜かれていることになります。
債権投資は、見た目は、手数料が全くかからないような感じがありますが、実は裏側できちんとコストを取られています。
もし南ア債券を購入しようとしている方は、 そのあたりのコスト意識を持って購入を検討してください。
(買ってみたら、意外とコストばっかりかかって、思ったほど儲からないということも十分考えられます)。
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