小金持ち父さんの資産設計塾（？）

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本日の、日本株は酷い下げでしたね。本当に日本はどうなってしまったんでしょう、、、

危機意識が無く「サブプライム問題は米国の問題でしょ？」と平気で言い放つ総理大臣や（日本の株式の方がよほど下げてます）、　何時までたっても「景気は、下振リスクがあるが、緩やかに拡大中」という日銀総裁（景気後退中で上振れリスクが残っているの間違いでは？）　がトップに立つ日本という国は、　外国人から見れば全く魅力が無いんでしょうね、、、（涙

さて、こういう弱い状況を上手く説明されているコラムが日経ＢＰのサイトにありました。

・「世界経済の行方と日本の株価」　：　経営コンサルタント　大前 研一氏
（大前氏のコラムは、発想が素晴しく、いつも核心を突いており、しかも判り易いので非常に参考になります。）

内容を簡単にまとめると、、
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• 08年は景気が減速するだろう（特に先進国、新興国は力強い）
• サブプライム問題で、ブッシュ大統領が緊急対策を打ち出したが実は無策（＾＾；
• 余った金（株式から引いた分や、金融緩和でジャブジャブ状態）は、商品市場や、アジア諸国の株式に向かっている。
• 日本が中国に経済的に抜かれるのは、もう時間の問題、、

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といった内容です。。

そして、一番興味深い内容ですが、（今回の記事のタイトルにもなっている内容ですが、、）、

-----引用開始-----
それにしても日本人の状況理解の能力の低さは何だろう。

　わたしは「日本株が下がった理由は何か」とよく質問される。この答は「日本株が上がった理由」を考えればいい。それは明快だ。外国人投資家が日本株を買ったからではないか。であれば下がった理由も簡単だ。外国人投資家が日本株を売ったからである。彼らは日本株から逃げていっているのだ。
（略）
日本だけの力で回復したと信じている人がいる。そしていまは、サブプライムローン問題（すなわち米国発の金融危機）のあおりを受けて日本株まで下がっていると解説している人もいる。それは明らかな間違いだ。
いま世界のお金は、日本から逃げて、ベトナムなどほかのところに流れている。だから、日本株は昔の値段になっているに過ぎない。
-----引用終わり-----

といことである。
　（というわけで、本日のブログの記事の出だし部分（総理や日銀総裁の批判）に至ります（笑）　）



また、
-----引用開始-----
経済産業省が閉鎖経済を続けていたら、外国人投資家が舞い戻ってくるはずもない。経済産業省は「ブルドックソースは外国人が買ってはいけない」「鉄は命をかけて守る」「（民営化しておきながら）Ｊパワーは国家の基幹産業」などと、信じられないような鎖国主義的発言を続けている。
-----引用終わり-----
とも書かれている。

こちらの方は、日本の投資家として耳が痛い内容です。　

というのも、「ブルドックソース」のＴＯＢの際、　日本の投資家（ブルドックの株式を持っていた投資家）のほとんどが、「外資ファンドはＮＯ！　スティールは乱用者」として新株予約権発行を認めてしまいました。

経営陣やマスコミも、「ソースの作り方も知らない外資は、株を買うな」など、とんでもないことを言っていました。　（製品の作り方を知らないと株式が買えないなら、　日本の投資家の殆どが乱用的な駄目投資家だと言っているのと同じです）

我々個人投資家も、もっと勉強し、感情に流されず、何が会社を成長させるのに有効なのかを考えられるリテラシーが必要ですね。



そして、最後の締めくくり部分ですが、
-----引用開始-----
世界から投資家が来なければそういうことになるのだ。今の日本は日本人だけで繁栄することはできない。世界の有り余ったカネが喜んできてくれる市場にしなくてはいけない。
-----引用終わり-----

まさに、書かれているとおりです。　日本の市場は体力があるうちに様々な制約を緩和して、自由競争を活発化しないと駄目ですね。　

いま、景気刺激策で地方に金をバラ撒こうとしていますが、　金融自由化を進めるほうが安上がりで、よっぽど効果があると思いますよ。＞　官僚・政治家のみなさま　：－Ｐ

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