Date:2007/07/29 02:09
新生銀行から、またまた、すごい仕組み預金が設定されてます。はっきりいって、各金融機関で設定されている仕組み預金とは全く別物です。(ちなみに、ここでいう”すごい”は、投資家有利という意味ではありませんので!!)まずは、「金利2倍チャンス定期」の概要ですが、(詳細は新生銀行で)
- 5年満期の仕組み預金です。(今までのように預け入れ期間が長くなったり途中償還されたりしません)
- 元本は円で保証されてます。(外貨や株などで他の資産で払い戻すこともありません)
- 利息も円で支払われます。
- 利率は、ドル円が基準価格以上だと2%、基準価格以下だと1%になります。(毎年判断します)
まとめますと、
円建ての5年預金で利率が1% というのが最低限保障され
毎年、ドル円の状況を見て、利率が2%になる
ということです。
感想は、商品を考えた人はすごい!!。 もはや仕組みが見えません(笑
今までの仕組み預金は、
1.預け期間が変動するタイプ
2.元本が円でなく外貨で戻るタイプ
の2つに大別でき、例えばオプションを売ってプレミア分利率が上がるというのはわかりやすかったんですが、今回の「金利2倍チャンス定期」の仕組みはどうなってるんでしょう? (わかる人教えてください。)
利率が、ドル円の参考価格で変動するということ+元本は円ということから見ると、
RDC(Reverse Dual Currency) 債の一種でしょうか?
RDC債:元本は元の通貨で償還され、利息だけが外債で支払われるもの。元本保証で運用しないといけないような機関(国とか地方とかの自治体でしょうか?)が利用したりします。(>Googleで調べる)
仕組みは、利息部分だけを交換するという感じです。
でも利息も円で支払われるって?? ここにオプションでも入れているんでしょうか?
(本当にわかる人教えてください)
最後に、その商品は買うべきかどうかですが、実は全くわかりません。
ただ参考に
- 5年の預金だと考えると、平均1.5%の預金だと考えられます。ということは同じ5年物の国債の利率1.5%と同じです。(そんなに不利じゃないのかも?)
- 5年国債は、2年たてば途中解約OKですが、「金利2倍チャンス定期」は3-4%の損金が発生します。また買付け最低金額は、国債の1万円にくらべ50万円となっています。この点でいえば5年国債を買った方がいいですね。
以上、あまり参考になってませんが、仕組みが複雑すぎて、どの程度手数料を抜き取られているかは、私には全くわかりませんでした。
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