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投資全般(株、投資信託、ETF、為替証拠金取引(FX)、債券など)で感じたことの独り言
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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 個人向けマネックス債 円高時米ドル償還型
Date:2007/09/12 23:33
マネックスから新たな社債がでました。 それでは、まずドル円が、114円の時に、このマネックス債を100万円買ったとします。 利子は、円で確定で年率8.10% なので、100万 x 8.1% x 1ヶ月 / 12ヶ月 = 6750円です。 ■円高が進んで、ドルで償還される場合、元本割れします もし、1ヵ月後 113.23円になった場合(0.77円の円高)、 元本は、100万円/114 x 113.23 = 99万3246円で、利子は、6750円 合計は、99万9996円、、、元本割れします。 ■円安が進んで、円で償還される場合、 本来得られる利益が得られません もし、1ヵ月後、114.22円(0.22円の円安)になった場合、 元本は、100万円満額日本円で戻ります。 利子は、6750円 よって儲けは、6750円です。 ただし、114.22円以上になっても儲けは6750円で固定です。 同じく、 例えば、100万円を FX等で運用するとします。 今、FXでドル円を買うと1日あたり160円、1ヶ月で4800円のスワップ(利子)をもらえます。 そして、114.22円になったとき、元本は100万1930円で、儲けは6730円です よって、114.22円(0.22円しか円安になってません)を超える円安について、FXではきちんと得られる収益を全て失うことになります。 ■まとめ ドル円が114円のときに、今回のマネックス債を買ったとして、1ヶ月後 ・113.23円(0.77円の円高)以下なら、元本割れします。 ・114.22円(0.22円の円安)以上なら、本来得られる儲けが、全て破棄されます。 113.23から114.22円の間なら、元本割れせず、しかも他の投資手段より有利に投資することができます PR
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プロフィール
HN:モンチ
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基本は、ETFと投資信託を利用した分散運用を行っています(基本パッシブ運用、一部アクティブ運用のコア・サテライト戦略)。
このホームページのタイトルは、私が本格的に投資するきっかけとなった、内藤忍氏著の「資産設計塾」と、ロバートキヨサキ氏著の「金持ち父さん貧乏父さん」から頂きました。 カテゴリーリンク最新記事最新コメント最新トラックバックカウンター管理人への連絡
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この記事に対するコメント
無題
円高でドルで支払われた場合円安を待って円転すればいいんじゃないですか?
またFXでそれをやって8%の利子がつくようなやり方はあるんでしょうか?
すいませんあまり理解できてないのでどのへんがよくないのかわからないのです。
Re:無題
>たいち様
実は、本当のリスクは、円安時にかくれています。(本来、儲けられる時に儲けられない)
さて、今回のマネックス債なんですが、じつは「通貨オプションの売り」という仕組みを使っていると考えられます。(また、オプション売りは、一般的に「リターン限定・リスク無限大の商品」と言われています)
このオプション売りのリスクとリターンの関係を見ると、
・リスク: 普通にドルを買ったとした時、円高になったら円換算で損失がでます。逆に円安になったら円換算で利益がでます。 このうちの、「円安になった時の利益を全て放棄しなければいけない」 ということにリスクがあります。
つまり、ドル円が120円に円安になったとしても、為替差益での利益は全て放棄しなければいけません(だから元本が円で戻ってきます。もしドルで戻してくれれば、売ると利益がでるのに、、)。
逆に円高になって110円になってしまうと、為替差損で損失が出ます。(時価評価で損失が出ています。だからMMFで円安に戻るまで待つなどしないといけません)。
・リターン:8%の利子(このうち4.5%ぐらいはドル円の利子、0.XX%ぐらい?は、信用力が低い(BBB+)マネックスに投資する分のプレミアムで、実際の超過リターンは3%ぐらいだと思われます)
つまり、+3%分の収益を余分に渡すから、円安時の儲けを全てよこせと言われているのと同じです。(だからリターン限定・リスク無限大の商品)
このマネックス債を評価する本来の姿は、「+3%の超過収益」と「円安時の儲けの放棄」のどちらが有利かを見極める必要があります。
「+3%の超過収益」>「円安時の儲けの放棄」なら、マネックス債は買いです。
(上の判断(+3%の超過が有利?)が難しいのでお勧めしません。オプション理論というので、本来は、+何%にするかと言うのは理論的には決められますが、計算に必要な情報が足りないので割愛します。少なくとも手数料分はさやを抜かれています。)
個人的な見解ですが、
円高時は円では元本割れしてますが実はプレミア分だけ条件は良くなっています。(ただし円で元本割れする可能性が高い。 もし円高を予想するなら、プレミア価格と円高する確立を天秤にかけて投資してください)
逆に、円安時の方がリスクで、円安に進めば進むほど、本来得られるべき利益を捨てていくことになります。(円安を予想するなら、普通にドルを買ったほうがいいです)
オプションの売りについては、ここが詳しかったです
http://currencynavi.com/option/optionbasic2.html
(今回のマネックス債は、上のページの「D.プット・オプションの売り」になります)