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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 G7の景気先行指数は低下、ブラジル・中国は弱くない
Date:2008/11/09 00:23
昨日の記事ではIMFが発表した世界経済の見通しについて書きましたが、今日はOECD(経済協力開発機構)が発表した景気先行指数についてです。9月のG7景気先行指数は94.3に低下、日本も低下=OECD (from ロイター) [パリ 7日 ロイター] 経済協力開発機構(OECD)が7日発表した9月の主要7カ国(G7)の景気先行指数は94.3となり、前月の95.9から低下した。G7の成長サイクルの見通しは「大幅に減速している」という。
OECDが、加盟国の景気を計る指数として Composite Leading Indicators(CLI)を発表しているようなのですが、その指数が先月に比べてさらに低下したようです。 CLIの計算方法はよく分かりませんが(汗)、鉱工業生産指数などをベースに計算しているようです。そして、重要なのは、景気の先行指数ということ。つまり、CLIのトレンドが反転すると、半年から1年後ぐらいにGDPの成長率のトレンドが反転する可能性が高いようです。(株価との関係はまた別ですのでご注意を) 話を戻しまして、そのCLIがどのように推移しているかというと、 (OECDの資料より引用) みたいな感じです。(米国、欧州、日本だけを抜き出してきました) 各グラフの表題にも書かれていますが、「Strong slowdown」しています。そして、まだ底打ちしていないですね、、、ということは、あと半年から1年後では、まだ景気底打ちしていないかも知れませんね。ということは、2009年の景気は悪い?。 って、昨日の記事に書いたIMFの予想と同じ結果になりそうですね。 ちなみに、新興国であるBRICsにも明暗が別れていまして、比較的強い結果を出しているのは、中国とブラジル。 インドとロシアは、、、鉱工業指数ベースだと景気がスローダウンしているようです。 (OECDの資料より引用) まだまだ、大丈夫そうな中国とブラジルのCLIの推移です。 その他のグラフは、記事最後に載せてある”参考資料”のリンク先にあるPDFを確認してください。 最後に、あくまでも景気の先行指数ですので、株価がどうなるかという話ではありませんのでご注意を。 ■参考資料 OECD Composite Leading Indicators (CLIs) - Updated: November 2008 PR
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この記事に対するコメント
無題
新興国で流通してたマネーの大半は、
自ら体を動かして稼ぐことを捨てた欧米の金融マネーだったわけで、
そのカネが引き上げられれば(あるいは泡と消えれば)当然株価は下がるし、
各企業の資金繰りも悪くなるわけです。
で、すでに中国の自己資本比率の高い優良銘柄に関しては
完全にオーバーシュートしていると思いますが、
2007年のようなすっ高値をつけるようなパワーは当面ないでしょう。
しかし、10年20年を考えれば
先進国を買うよりは断然安全ですしパフォーマンスもよいと考える人は多いでしょうね。
Re:無題
七誌さんこんばんは。
>新興国で流通してたマネーの大半は、自ら体を動かして稼ぐことを捨てた欧米の金融マネーだったわけでそのカネが引き上げられれば(あるいは泡と消えれば)当然株価は下がるし、各企業の資金繰りも悪くなるわけです。
実経済というかGDPの成長率はまだまだ高水準を保っているようですが、株や債券などの世界では、信用収縮に合わせて資金が本国に戻っているようですので価格が乱高下していますね。
>しかし、10年20年を考えれば先進国を買うよりは断然安全ですしパフォーマンスもよいと考える人は多いでしょうね。
そうですね、人口も多くまだまだ内需が強いので投資先としては面白いと思います
無題
ちなみに外人6~7割の日本も同じだと思います。
アメリカは無理に依然高値で買い支えられていますが
それでも世界のカネが集まる金融立国なだけにぶちこわされずふんばれるのかもしれません。
が、私には欧米を買う気にはなれません。
(MONとかKO、GEとか個別は別ですがね)