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各資産クラスの相関係数(過去10年)

ドル円100円、 金1000ドル、 原油110ドル、 NYダウ 12000割れ、 日経12500円割れ。
こうなると、分散投資している方でも厳しい状況でないでしょうか。
このようなときは相場から振り落とされないように、冷静な現状認識と判断が必要です。

ということで、面白い資料を見つけましたので紹介します。

以下は、野村AMのサイトで見つけた資料で、各資産クラスの過去10年の相関係数一覧です。

各資産クラスの相関係数(1997-2008)

期間は、それ程長くありませんが、国内外の株式・債券だけでなく、エマージング市場・リート・商品などのデータまで網羅されています。






表中にある相関係数とは、(説明するまでもないと思いますが、、)、分散投資を考える上で重要な視点の一つで、

・相関係数が1に近づくほど、その2つの資産クラスは同じ値動きをする(1で同じ値動き)
・相関係数が0に近づくと、その2つの資産クラスは無関係な動きをする
・相関係数が-1に近づくほど、その2つの資産クラスは反対の値動きをする(-1で正反対の値動き)

となります。
よって、相関係数が低い資産クラスを組み合わせると、分散効果があらわれ値動きがマイルドになります。


簡単に表を見ると、
・米国・欧州・エマージング株式は相関係数が高い(0.7程度)
・日本株式だけは、他国の株式と相関が低い(0.3程度)
・株式と債券は相関が低い
・リートや商品は、株式・債券と相関が低い

などを確認することができます。


ご自身のポートフォリオを確認するネタとしていかがでしょう?

■参考情報
・野村AM > 環境レポート
・2008年2月 「分散投資のリスクと効果」

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この記事に対するコメント

無題

こんにちは。この種の相関関係表は時々見かけるのですが、
ほとんど円建てまたはドル建てなんですよね。

将来、海外移住を考えている(移住先は未定)ので
購買力平価建てで、この種の表を見たいのですが
ありますかね?

【2008/03/16 15:20】通りすがり #294e59a3b4()[編集]

Re:無題

こんばんは、

>将来、海外移住を考えている(移住先は未定)ので
>購買力平価建てで、この種の表を見たいのですが
>ありますかね?

なかなか、渋いご質問をありがとうございます。
ただ、購買力まで考慮した相関表は見たことがないです。
(購買力まで考慮した株式等の長期リターン等はありますが、、)


ですので、購買力のデータと実際の為替レートと合わせて自力で求めるしかなさそうですね。(有料情報ならあるかもしれませんが、、)

購買力のデータは総務省のサイトでもあるようですが、ベースはOECDのデータのようですので、そのサイトの情報を直接見るほうが詳しく出ております。

http://www.oecd.org/document/47/0,3343,en_2649_34357_36202863_1_1_1_1,00.html

http://www.oecd.org/dataoecd/61/56/39653523.xls

(2007年はPPP的には、1ドル121円のようです。)

【2008/03/17 00:52】管理人

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