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インデックスについての整理(その2)

昨日の続きですが、インデックスとして思いつくのは、地域別(米国や日本や新興国など)や、規模別(大型株や小型株など)や、セクター別(電気や自動車などの業種単位)などなど。 パッシブ運用の個人投資家には非常に馴染みがありますよね。また、少しオルタナティブな所で言うと、リートやコモデティティなどもお馴染みでしょうか?

ただ最近は、もっと変わり種のインデックスが登場しているようです。

1つは、テーマ型インデックス。 水や原子力などのテーマに沿って関連企業を束ねたようなインデックスです。 興味はあるが個人では投資しにくい等の問題を解決してくれます。 楽天証券をはじめ海外ETFを取り扱っている証券会社でも購入可能です。 オバマ新大統領の政策が次世代エネルギーに注力するということですので、クリーンエネルギー関係のテーマも面白いかも知れませんね(^^;

また、VIX(恐怖指数)やCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)といった指数に連動する指数もあるようです(米国ではETFが早速出ているようです)。 一般投資家から見れば、そんなインデックスはどうやって使うか悩むところですが、 リスクヘッジとしてそういう指数を使用するようです。

このような変わり種インデックスが登場してくると、「パッシブ運用=インデックス運用なのか??」と疑問符が付いてしまいますね。


そして、最も新しい種類としては、



ターゲットリスク型やターゲットイヤー型というインデックスも登場しているようです(驚)。

ターゲットリスク型とは、国内外の株式債券のインデックスを組み合わせてインデックスとしているのですが、投資家が想定しているリスクによって、各アセットクラスのバランスが調整されているようなインデックスです。 マネックスの資産設計ファンドがリスク8%(でしたっけ?)になるようアセットアロケーションを調整していますが、同じようなことをインデックス側で行なうようです。 実際の物としては「S&P Target Risk Indices」があるようです。

せっかくなのでインデックスのファクトシートを見てみると、リスク6%の場合、
リスク6%
(ファクトシートより引用)

米国株が12%、米国以外が6%、リート3%、債券が80%という割合になるようですね。
その他のリスクの場合も、ファクトシートに書いてありますので見ると面白いですよ。


ターゲットイヤー型は、投資を終了する年(日本だと60歳になる年でしょうか)を決めて、はじめはリスクが高いポートフォリオ、そして徐々にリスクを下げていくようにポートフォリオを調整するようなインデックスです。例えば今30歳の人は2040年をターゲットイヤーにすると、はじめは株ばかりで、年を追う毎に債券の比率が自動的に増えていきます。 こちらも実際の物としては「S&P Target Date Indices」があるようです。

こちらも、せっかくなのでファクトシートを見てみますと、30歳の方(ターゲットイヤー2040年)の場合、
ターゲットイヤー
(ファクトシートより引用)

米国株が65%、米国以外が20%、債券が15%という割合になるようですね。
こちらも、その他ターゲットイヤーがファクトシートに書かれていますので、ご参考にしてください。

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