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インデックスについての整理(その1)

最近の株価下落のおかげ?で、パッシブ運用(インデックス運用)に注目が集っているようで、ETFやインデックスファンドに資金が流れているというニュースを目にします。 個人的には仲間が増えて嬉しいような、市場の効率性が失われるので悲しいような(汗)。

改めてパッシブ運用(インデックス運用)を考えると、
  • 会社のリサーチや銘柄選定のためのコストが不要でコスト安で運用できる。
  • 組入れ銘柄を売買する機会も少ない(回転率が低い)ので、内部的な売買コストも安くできる。
  • 誰が運用しても必ず平均値のリターンを継続的に出すことができる。
    (アクティブ運用が市場平均を長年上回るのは難しい、また、例え存在しても、我々がそれを見つけ出すのは困難 or そもそも投資できない場合もある)
  • 運用方法も分かりやすい。投資先や価額も入手しやすい
と、本当に個人投資家向きの良い運用だと感じてしまいます。


で、パッシブ運用(インデックス運用)で大切な要素の1つが、インデックス(当たり前?(^^;))
ETFでもインデックスファンドでも、TOPIXやS&P500等のインデックスが存在しなければ、ファンドが提供できなくなります。(実際は、自前でインデックスを作ることになると思いますがコスト高になりそうですね)。 

そして、インデックスを作る有名な会社の1つに、STANDAD&POOR’S(S&P)があります。 過去の記事でS&Pのコンファレンスに行ったというものを書きましたが、S&Pが新しい価値を見いだそうと色々なインデックスを提供(&開発中)しているようです。





そこで、色々な最新インデックスについてご紹介したいのですが、
その前に、個人的な整理の意味を含めてインデックスとは、、、、
  • 市場全体のパフォーマンスを表すための指数。 日本だと日経平均やTOPIX等が有名。 米国だとS&P500。 株以外でも例えば商品ならCRBインデックス等もある。
  • 重要な要素の1つとしては、市場のパフォーマンスをどれだけ正しく反映しているかが重要。 例えば、インデックス投資家の人は、日経平均よりTOPIXを選ぶことが多いですが、それは日経平均は225社の株価の単純平均なため値がさ株の影響が大きい、一方、TOPIXは東証1部の会社の時価総額から加重平均を取っている。
  • 忘れがちなのは、インデックスの運用のし易さ。 米国だとS&P500以外にも、より市場全体に投資するウィルシャー5000(5000社に投資)があるが、例えばETFをプリマリーマケットで機関投資家を発行する場合、5000社の株を集めてこないといけない(5000社の株とETFの受益証券を交換)。 そうするとコストが高くなってしまう。 そして流動性が少なくなってしまう場合がある。
良いインデックスとは、運用しやすく(例えば銘柄が多くないやコスト安で調達できる)、かつ市場全体に連動しているかを両立させることが重要だそうです。
(統計的な実績で言うと、100銘柄に分散投資すれば、ほぼ市場の動きと連動するそうです。それ以上の銘柄を組み込んでも、リスク低減にはほとんど寄与しないどころか、運用のためのコスト&流動性の損失の方が大きくなってしまうようです)


で、上記の内容を踏まえて、インデックスを作るのが、インデックス提供会社の腕の見せ所のようです。 そして、最近では伝統的なインデックス以外にも興味深いインデックスも開発しているようです。

つづく・・・・
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