これが本当に正しい投資かどうかは分かりませんが、日本の個人長期投資家の皆さんは、ほぼ似たポリシーを持っているのではないでしょうか??
では、海を越え米国では、どういう考えなのでしょうか?
実は、CNNMoneyのサイトで、「Do you have the right investments?」(あなたは、正しい投資をしていますか?) という面白い記事を見つけました。
正しい投資のキーワードは、以下4つです。
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・アセットアロケーション
・費用
・人気ある投資先は無視する
・リバランス
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では、詳しく見ていきます。
アセットアロケーション
日本で言われているのと同様で、
- 「若いうちのアセットアロケーションは、より株式に重点をおくべき」
- 「年を重ねるにつれて、より債券にシフトしていく」
だそうです。
本記事のサイトに右側に、アセットアロケーション計算機がありましたので、
・投資期間10年以上
・リスクは中
・少しぐらい下がっても問題ない
・下げ局面では買いのチャンスという強気
で計算させると右図のようになりました(笑)
結果、 株:債券=7:3
日本で言われているような比率でした。
費用
費用は重要で、
・収益で、どれだけ勝つことができるかは、分からない。
・費用で、どの程度負けるかは、簡単に計算できる。
ということです。
例えば、
平均年率8%のリターンがあるとして、そのファンドに1万円(サイトではドルと書かれてますが、分かりやすいように変更)を30年投資したとする。
そのときに、年率0.5% のファンドと、 年率1.5% のファンドの収益の差を考えると、、、
年率0.5% のファンド: 8万6578円
年率1.5% のファンド: 6万3944円
と、かなりリターンに違いが出ています。
(まさか1%の差で、ここまで差が開くとは思いませんでした)
年率0.5%といえば、インデックスファンドやETFなどで十分実現できる範囲です。逆に、年率1.5%は、日本国内のアクティブファンドの一般的なコストぐらいです。 コストは怖いですね。
人気ある投資先は無視する
BRICsやVISTAやMENAなど、大きく上げることがあるが、そういった投資先は避けるべき。
どれが高騰するのかは、誰もわからないので、時間の無駄であると書かれています。
リバランス
年に1回リバランスすることを薦めています。
リバランスは、安いものを買い、高いものを売るといった合理的な行動であり、
ポートフォリオのリスクを常に低減させてくれるものである。
こうやって見ると、日本と米国の投資行動には大きく違いがないみたいですね。
■参考記事
CNNMoney.com > 「Do you have the right investments? 」
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