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投資全般(株、投資信託、ETF、為替証拠金取引(FX)、債券など)で感じたことの独り言
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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ドルコスト平均法が有利か不利かを考える(その3)
Date:2009/01/22 23:53
(その1)と(その1)からのつづきです。その1では、「ドルコスト平均法で買い続ける VS 一定株数(口数)を買い続ける」の場合は、どちらか有利なのかを考えました。結果、「どんな場合でも等株数投資法よりもドルコスト平均法の方が有利」 その2では、「まとまった資金を、あえてドルコスト平均法で分ける VS まとめて全額投資」の場合では、どちらか有利かを考えました。 結果、「1年ぐらいで分散させて買うと、株価上昇の期待損失の方が大きくなる場合が高い。米国の過去のデータからでは、2/3の確率で、全額投資が有利」 ということになりました。 本日は、「米国の例は分かった、日本株式はどないやねん(笑)、バブルとかあったから分散投資が有利ちゃうん(汗)」ということを書きます。 では、今回は、日経平均のデータ(1950年から)のデータを使って計算してみます。 勝負の内容は、 ・1950年1月から2008年6月(中途半端でスミマセン)日経平均の月足データを使用 ・各月毎に「まとめて買って1年ホールド VS 12回(1年間)かけてドルコスト平均法で買う」ときの、平均単価を比較。 で、いきなりですが、結果は、、、
単純な平均リターンで言うと (「全力投資は、買ったときの値段と1年後の値段の差」「ドルコスト平均法は、12ヶ月間買ったときの投資額と、12ヶ月目のデータの値段の差」です)
無理矢理に勝負の様子をグラフ化すると ・赤い部分は「全力投資」が勝っている期間 ・青い部分は「ドルコスト平均法」で12回に分割して購入する方法が勝った期間 (本当は、もっと細かい線が入っているのですが、縮小すると上のようになってしまいました) 赤い部分=「全力投資」の期間の方が多いですね。(64%の確率です)。 日本でも、米国同様、 「1年ぐらいで分散させて買うと、株価上昇の期待損失の方が大きくなる場合が高い。64%の確率で、全額投資が有利」 ということになりそうです。 つづきをかきました。 PR
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プロフィール
HN:モンチ
性別:
男性
基本は、ETFと投資信託を利用した分散運用を行っています(基本パッシブ運用、一部アクティブ運用のコア・サテライト戦略)。
このホームページのタイトルは、私が本格的に投資するきっかけとなった、内藤忍氏著の「資産設計塾」と、ロバートキヨサキ氏著の「金持ち父さん貧乏父さん」から頂きました。 カテゴリーリンク最新記事最新コメント最新トラックバックカウンター管理人への連絡
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この記事に対するコメント
無題
日米ともに同じくらいの確率なんですね。
機会損失の可能性って意外に高いんだなあって勉強になりました。
無題
これは非常に危険な匂いのエントリーですね^^
続きが楽しみです。
さて株式市場は、わずか1、2週間で日本でも20%弱、
海外株式だと円ベースでみると平均25%近いほどの下落になるのかな?
同じ1月に購入するにしろ、売却するにしろ、いつどう動いたかで大袈裟に言えば数年分のとんでもない差になる状態はまだまだ続いてますね。
長期の方はわかりませんが、短期で全力は●△※×◎?
日本株はディフェンシブ銘柄が年初から高騰場面もなく売られており、景気敏感株よりもPERが低い銘柄も出始めたので、これらは少しずつ買い検討してよいと「個人的に」思います。
ボロボロ決算が出揃いはじめると上昇するかもと淡い期待を持っています。
無題
よく見るとバブル崩壊(1989年)を境に赤と青が見事にスイッチしていますね(笑)
次回も楽しみにしています♪
TAAと絡めて・・・
1.ある程度のBOX相場を自分なりにイメージする。
2.BOXの下の方で、何処が最安値かは判らないので、(全力投資ではなく)”ドルコスト”で買付。
3.BOXの上の方では、最低でも”買付額を減らす”、又は”買付停止”、より積極的には”売却”。株式アセット比率が減っても気にしない。
目安は、例えば、「イールド・カーブ」とか・・・?
モンチさんの一連のネタ、纏めるとこんなところでしょうか。
勉強になります^^
僕はアセット比率を決めているので、株価が上がると株式アセット比率が増えます。
それに準じて毎月ドルコスト買い付けをしているので、上昇相場では自然に「買い付け停止」or「アセット比率が低くなった資産を買い増し」or「現金」or「現金で貯めても維持できない場合は売却」となります。
これは有効な手段かは分からないのですが、22歳の僕にはこのくらいしか思いつきません…mm
ドルコストについて掘り下げて書かれておられとても参考になりました^^
無題
疑問に思うことがあるので投稿させてもらいました。
有利不利の判定基準として、平均購入単価や最終リターンを採用しておられますが、判定基準の選択に問題ある気がします。
投資手法の有利不利の判定基準は、シャープレシオにするべきではないでしょうか?
個人的には、
全額投資 : ボラティリティが大きい。リターンが大きい。
ドルコスト平均法 : ボラティリティが小さい。リターンが小さい。
結論 : 全額投資のシャープレシオと、ドルコスト平均法のシャープレシオに大きな差が発生しない。よって、ドルコスト平均法は有利でも不利でもない。
と思っています。
そもそも、ドルコスト平均法はリターンを最大化するための手法ではなく、ボラティリティを低減させるための手法なので、
ボラティリティを無視して、リターンだけを有利不利の判定基準にすれば、当然ドルコスト平均法の方が機会損失の分だけ不利だと思います。
また、多くの書籍でドルコスト平均法が推奨されているのは、ドルコスト平均法が有利だからなのではなく、読者層を考慮してのことだと思います。
富裕層 (金融資産が数億円) : ボラティリティ許容度が大きいので、リターンの最大化を狙って、全額投資。
一般層 (金融資産が1000万円前後) : ボラティリティ許容度が小さいので、ボラティリティの低減を狙って、ドルコスト平均法
私は上記のように考えていますが、いかがでしょうか?
ご意見ありがとうございます。
>m@さん
少しでも参考になったのならよかったです。
>七誌さん
結論はほぼ決定してますが、当り前な話で落ち着きます(^^;
>とよぴ~さん
日本のバブルの影響は、やはり大きいです。長期投資でも無視できない現象になるかも知れませんね。
>Werder Bremenさん
そこまで面白い結論には至りません(^^; タイミングを取るのは、なかなか難しいですし・・・・。最後はは簡単にできる方法が良いのかなぁと思っています。
>貧乏人さん
定期買付け+リバランスですね。それが個人的にはベストだと思いますよ。 今回の記事も、資金をわざわざ貯めておいてまでドルコストにこだわるかの話を例に取っているだけであって、 毎月キャッシュフローがある人がそのフローから毎月買付ける場合を否定している訳でもありませんので、、、
>NONAMEさん
鋭いご指摘ありがとうございます。シャープレシオまでは考えていなかったのですが、標準偏差等は取上げる予定でした。
ただ難しいのは、買付け価格のばらつきと、運用成績のばらつきを、分けられず頓挫中です(^^; (例えば、ドルコストで、どのタイミングで買って購入単価のバラツキを下げたとしても、その後の運用のリターンのバラツキとは別問題という所など)