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3/30の日経新聞の記事 「ルポ個人マネー」

昨日(3/30月曜日)の日経新聞朝刊の31面「ルポ個人マネー」という欄が、なかなか面白かったです。 (実は、先日取材を受けて、そのときの話が記事になってました(汗))。

記事の内容は、
「ポートフォリオ再考 ― 株の比率巡り試行錯誤、「攻めの運用」も「多数は静観派」」
というタイトルで、
今回の金融危機による株安や円高によって各人のポートフォリオを考え直すきっかけになっているようだ」からスタートし、分散投資(ポートフォリオ運用)の有用性についてボットソンアソシエイツ社の話なども登場。そして、メインは、取材した方々のスタンス異なる3つのポートフォリオが、この金融危機でどのように変化したのかを取り上げています。

思わず、「一般的に色々な考え方があるなー」と考えてしまいました。


で、ここからが本題ですが、




記事にあがっていた、金融危機での3つの変化は
  1. 金融危機で安全資産を重視するようになり、株式の比率を下げた。
  2. リスク資産が安くなったので、株式の比率を上げた。
  3. リバランスで、比率維持。
でした。

一番元気な感じを受けるのはスタンス2(リスク資産を買増し中)で、一方、少しだけ悲壮感が漂うの(^^;のは、スタンス1(安全資産に移行中)のような印象を受けました。 しかし、運用手腕の差と言うよりも、投資タイミングが悪かっただけで、1の方も2になるし、2の方も1になったかもしれないような気がします。 
(リバランスでポートフォリオ維持派は・・・・、マイペース? 悲観的でもなく楽観的でもなくといったところですね)


どちらにしても、今回の金融危機で分かったのは、
頭の中で分かっているリスク許容度と、実際に体験したリスク許容度の差
ではないでしょうか?

今回の暴落に精神的に耐えられず、リスク資産を減らした方や撤退してしまった方は、頭の中で考えているよりもリスク許容度が小さかった。 逆に暴落にも耐えられた方は、ポートフォリオのバランスが各人のリスク許容度に合っていたということになると思います。

私自身について考えると、ポートフォリオは比較的保守的した。そして、サブプライムローンショック前までは「もっと株の比率を増やすべきだ」と本気で考えていました。しかし、運良く比率を見直す前に暴落が始まり、結果的には「ちょうど良いバランスだった」という、情けない状況です。


今回の暴落では、色々学ぶことが大きかったと思います。 そして、この暴落を上手く乗り切れた後には、100年の大暴落にも耐えられる最強のポートフォリオが完成していると思います。 まだまだ厳しい時期ですが、「こんな時こそ、ポートフォリオのバランスを真剣に考える時期」だと思いました。


それにしても、、、
記者さんはスゴイですね。 超適当な与太話を延々と話しただけなんですが、あんなに整然とした内容になるとは思いもしませんでした。 
(私もブログの記事を上手くまとめられるようになりたいです(^^;)
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この記事に対するコメント

無題

>今回の暴落に精神的に耐えられず、リスク資産を減らした方や撤退してしまった方は、頭の中で考えているよりもリスク許容度が小さかった。 逆に暴落にも耐えられた方は、ポートフォリオのバランスが各人のリスク許容度に合っていたということになると思います。


これ、実態はそうとも言い切れないような。
撤退といっても利益を出して撤退した人もいるし
撤退したくとも悔しくてできないって人もいるのでは?


それにしても踏み上げ相場凄いですね。
このくらい極端な行ったり来たりが続けば
小まめに利益確定をする私のような短期の人間には限りなく好都合です♪

【2009/04/03 00:00】七誌 #561234f7c1()[編集]

Re:無題

七誌さん、こんばんは。

上手く利益を出せた人は別にして、大勢の投資家にとって今回の経験は、自分の投資スタンスを見直す良い機会になったのではないでしょうか? (リスク過多だけでなく、もっとリスクを取れたというのも含めて)

【2009/04/04 02:34】管理人

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