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2008年後半に景気が上向く理由

週の米国の市場の終わり方を見て、「本日の日経平均も下がるかも」とは予感していましたが、本当に日経平均が14000円割れで引けるとは思っていませんでした。

短期的視点から見れば確か”つらい”環境ではありますが、投資の王道「長期投資」においては避けられない局面ということで、本日は明るくなりそうな話題でも、、


森永卓郎:2008年景気展望~景気が後半に上向く理由
-----引用開始-----
前回は2008年前半の景気を展望したが、それに続いて今回は後半の景気を展望してみよう。今年前半の景気は低迷するとわたしは述べたが、後半の景気については楽観視している。ただ、誤解しないでいただきたいのは、景気が上向くといっても、あくまでも株価や地価が上がり、日本経済全体がやや活気を取り戻してくるという意味だ。景気回復の恩恵を受けるのは大企業や金持ちなどのいわゆる「勝ち組」であって、一般庶民の家計は、まだまだ我慢の時期が続くだろう。
-----引用終わり-----


私自身は金持ちではありませんが、景気回復=株価上昇と捕らえれば、恩恵を受けることだ出来そうです。
さて、本題の「後半の景気が上向く」理由ですが、以下の悪材料が出尽くすからだそうです。

-----引用開始-----
・サブプライム・ローン問題の行方
・原油価格の今後の推移
・米国への投資資金の流れ
・日本における増税
・日銀福井総裁の引退
-----引用終わり-----

全ての内容について「なるほど」と思ってしまいます。
そして、特に面白いと思ったのは、「米国への投資資金の流れ 」と「日銀福井総裁の引退」でした。
(5つ目の「日銀福井総裁の引退」については、苦笑してしまいますが(^^;)

まず、、






「米国への投資資金の流れ 」ですが、

米国の景気が悪いが、投資資金が逃げ出すという最悪な事態が発生しなかったのは、日本の年配層が海外投資を買っているが、その年配層が資金を引き上げなかった。

というように書かれています。

たしかに、うちの親も海外債券や海外株式のファンドを持っているようですが、基準価格の低下にも負けずに(というよりも分配金に注目している)ホールドしているようです。
また、私を含め長期投資家の皆さんもホールド、もしくは買増しを実行しているのではないでしょうか? そういった資金が、結果的に暴落などを防いでいるようです。

がんばろう!!、長期投資家の皆さん!!



次に、「日銀福井総裁の引退」ですが、記事の中では、最低最悪に書かれています(苦笑)
(3月に任期切れするが、「次の総裁が誰になるのか分からないが、福井総裁よりも悪くなることはないだろう。 」と評価されています)。

確かに、サブプライム問題といった不幸な事態も起こりましたが、判断基準が明確でない「フォワードルッキング」で金利を上げてきましたが、今考えると景気減速の引き金を引いた感が否めません。

例えば、過去の利上げと日経平均の値動きの関係を以下にあげます。

利上げと日経平均の関係

1回目の利上げ時は、 少し迷走しますが、日経平均は持ち直します。
2回目の利上げ時は、 はい、 日経平均腰折れ状態です。

(この結果だけを見ると、確かに最低最悪と罵られても致し方ない気もしますね)

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