Date:2009/12/28 00:25
長期投資という視点で投資を考えると、GDPは重要な指標の1つになると思います。かなり大雑把にGDPを考えると・・・・、
定義は、国内で生み出された付加価値の総額。Aという会社が100万円で材料を買って150万円で製品を売るとGDPが50万円増えるということです。その50万円の利益から会社の成長が生まれる。それは株価にも反映される(はず)。
GDPは国内だけの話ですので海外で生み出した付加価値は除かれますが、それでも、GDPの伸びが少ない国の株価が、長期的に上昇するということは考え辛いと思います。
で、本題。
過去最低の世界19位続く 08年、1人当たりGDP (MSNより)
内閣府が25日発表した2008年の1人当たり名目国内総生産(GDP)は3万8371ドル(約396万円)で、経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国での順位は19位と、統計のある1971年以降で最低の前年と同順位だった。
景気後退で、円建ての名目GDPは減少したが、円高のためドル換算では増加した。1位はルクセンブルク、2位はノルウェーで前年と同じ。米国は10位から12位に後退した。
世界全体の名目GDPに占める日本の割合は8・1%。米国に次ぐ2位を維持したが、3位の中国(7・1%)との差は縮まっている。
景気後退で、円建ての名目GDPは減少したが、円高のためドル換算では増加した。1位はルクセンブルク、2位はノルウェーで前年と同じ。米国は10位から12位に後退した。
世界全体の名目GDPに占める日本の割合は8・1%。米国に次ぐ2位を維持したが、3位の中国(7・1%)との差は縮まっている。
1人あたりのGDPが伸び悩んでいます。
国全体で見ても、中国に追いつかれる一歩手前です。(この記事が参考になります)
以下、1人あたりのGDPの順位の推移(太い線が日本)
(内閣府>国民経済計算確報の資料より)
日本は、2001年の3位から右肩下がりに順位が下がっています。 誤解がないように補足しますと成長はしています(2001年:36790ドル > 2008年:38371ドル)が、伸び率が他の国に比べて低いということのようです。
日本の生産する能力は高いと思っていますが、GDPが伸びない=新たな価値を生み出す力が衰えたと考えると、日本には新たな技術革新が必要なのでしょうね?
「将来の日本が何で食べていくのか?」というビジョンが今の日本にはないと良く言われていますが、良い解決法が見つからないですね(^^;
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この記事に対するコメント
無題
2008年の数字は1ドル103.37円でのドル換算なので、
2009年では順位はかなり上がってるんでしょうね。
2008年17位のイギリスは特に悲惨なことになっていそう。
大した慰めにはなりませんが。
Re:無題
かわのみさん、こんばんは。
ざっくり円高(対ドル、ユーロ)が10%の底上げ効果があるなら・・・、でも1,2ぐらいの順位上昇が望めないかも(^^;
英国は確かに通貨が大きく下がっているので、2009年は大きな下げがありそうですね。