Date:2008/01/25 23:57
本日の日本株の上昇はすばらしかったですね。このまま底打ちしてくれれば嬉しいのですが(^^とひとり言はおいておいて、、、
本日、日本の行く末を占う重要指標のひとつである、全国消費者物価指数の発表がありました。
12月全国コアCPIは前年比+0.8%、98年3月以来の高い伸び
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[東京 25日 ロイター] 総務省によると、12月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、コアCPI、2005年=100.0)は前年比0.8%上昇の100.9となった。11月は0.4%の上昇だった。ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年比0.6%の上昇で、発表された数字は予測を上回った。1998年3月のプラス1.8%以来の高い伸びとなった。
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一般の方には、「CPIが高い = 物価が高くなった」ということが言えますし、
投資家の人にとっては、「CPIが高い = 日銀が利上げするかも」 とか 「CPIが高い = 貨幣の価値が下がっている」などの推測が立てられます。
以下のグラフは、過去3年間のコアCPIのグラフです。
2007年9月までは、コアCPIが0%近傍を推移していました。(いわゆるデフレ状態)
ところが、年末からなんとなく上昇基調になったような気がします。
もし、今の株価暴落がなければ、 日銀は絶対に利上げしてますね(^^;
そして、指標の詳しい内容ですが、、、
・コアCPIを押し上げた原因は、石油関係の上昇が大きいようです。 ただ原油が高いというのではなく、食料品やその他製品にも価格転嫁され始めてますので、意外と消費者マインドを冷たくしていると思います。
・景気が良いときのインフレではなく、単に物価が上がっている悪いインフレに向かっている気がします。
例えば、本日の他のニュースの引用ですが、
利上げ積極派も現状維持賛成 日銀12月金融政策会合
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日本銀行が25日に発表した昨年12月19、20両日の金融政策決定会合の議事要旨によると、昨年7月から6会合続けて利上げを提案していた水野温氏審議委員が、日銀の景気シナリオの前提となっている「生産・所得・支出の好循環メカニズム」について「点検する必要がある」と主張していたことが分かった
------引用終わり-----
日銀のシナリオですと、 「景気が良い > 企業が儲かる > 賃金があがる > 消費が活発になる」となるはずなんですが、「賃金があがる」 ぐらいあたりで、どうもシナリオが崩れ始めたようです。
ですので、賃金が上がらない + 物価が上がる = 悪いインフレ(スタブレーション)
・そして、一番大きな問題は、、「日銀がまた利上げするか?」ですね。
このまま、サブプライムローン問題が落ち着いた頃に、利上げしてきそうな気がしますね。
お願いですから、景気が腰折れしないよう舵取りをしてください。
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