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投資全般(株、投資信託、ETF、為替証拠金取引(FX)、債券など)で感じたことの独り言
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Date:2009/03/30 01:38
インデックス投資家におなじみのバンガード社は、コストの非常に安いファンド(ETFを含む)を出していることで有名です。 日本でもネット証券で海外ETFとして何本か買えるようになりました。 でも、私たちの願いは、日本の取引所で買えること(日本への重複上場)ではないでしょうか? そうすると、日本円で買えますし、税制も合わせられますし、一気に投資環境が改善されます。そして、アクティブなブロガーさんである「とよぴ~さん」は、我々の気持ちを代弁して、半年ほど前には、日本のバンガードに要望を郵送していたりします。
結果は、ご存知の方も多いと思いますが、「需要の大きさから考えて、重複上場するメリットがない」のような回答でした。 しかし・・・・ こちらとかこちらとかのニュースで発表されていますように、現在、オーストラリアでバンガードがETFの重複上場を準備中だそうです。 そうすると、「”需要の大きさから考えて、重複上場するメリットがない”といっていたのに何故?」「オーストラリアは市場規模で言うと日本の5~10分の1しかないないぞ?、取引の時間帯もほぼ同じだし、日本を差し置いて何故?」などの疑問が出ると思います。 私も少しだけ気にはなっていたんですが、「とよぴ~さん」が、早速バンガードに尋ねていたようです(グッジョブです!)。
で、気になる、結果は・・・・、 「ETF重複上場という話はニーズ的には考えてない。」だそうです。 うーん、もう駄目かも知れませんね。 とよぴ~さんも少し触れていますが、アジア圏で開かれたマーケットというと、オーストラリアや香港などが日本のライバルになりそうです。 では、そんなに日本の市場って流動性がないのでしょうか? まず、それぞれのマーケットの規模というと、以下のようになります。
日本の半分は外国人投資家だといわれていますが、それでも、香港やオーストラリアよりも高いシェアを誇ります。 (ちなみにオーストラリアは、ブラジル(BM&F Bovesta)の市場よりマーケットシェアが低いんですよー)。 うーん、本当に流動性やニーズの問題なんでしょうか? 不思議ですね?? ついでに、上場されているETFの数で比較してみると、以下のようになります。
香港と日本はいい勝負していますね。 やはりオーストラリアは・・・・・。 こういう風に見比べるとと、日本に重複上場されない理由は、実際の問題は流動性だけではないのかも知れません。個人的に思うのは、「日本の制度と言語の壁」が大きいのではと思ってしまいます。 過去の記事(2/7「日本の取引所に海外ETFが重複上場されない理由」)にも書きましたが、個人投資家に海外ETFを提供する場合は、日本語の資料をそろえて許可をもらう必要があります。 実はかなり大きなハードルになっているのかも知れません。 (逆にオーストラリアは英語圏ですので、資料をローカライズする必要なさそうです。) 実際の本音はどこにあるんでしょうね?? PR
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プロフィール
HN:モンチ
性別:
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基本は、ETFと投資信託を利用した分散運用を行っています(基本パッシブ運用、一部アクティブ運用のコア・サテライト戦略)。
このホームページのタイトルは、私が本格的に投資するきっかけとなった、内藤忍氏著の「資産設計塾」と、ロバートキヨサキ氏著の「金持ち父さん貧乏父さん」から頂きました。 カテゴリーリンク最新記事最新コメント最新トラックバックカウンター管理人への連絡
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この記事に対するコメント
無題
TBありがとうございます
・・・って早速ですが手紙のコピーした部分で重大な書き忘れをしていたところがありました(汗)
モンチさんの記事でふと思いついて手紙と自分の記事を見比べて発見しました♪
誤
私の知る限り香港に上場されているETFは数も限られ
正
私の知る限り香港に重複上場されているETFは数も限られ
手紙には重複上場のところを下線で強調されていたんで自分の記事にも下線を引きました
・・・もしよかったら現地(香港)製のETFと重複上場されているETFの本数比率や取引量の比較なんかの調査できますか?
Re:無題
とよぴ~さん、こんばんは。
>・・・もしよかったら現地(香港)製のETFと重複上場されているETFの本数比率や取引量の比較なんかの調査できますか?
冊子の資料(この前セミナーで世界中のETF一覧という分厚い本をもらってきたので、、)はあるんですが、アナログ資料なので電子データに変換するのが・・・・・。
ですので、要点で言うと、
その1.重複上場
Lyxor(フランス)のETFが10本(WorldやEuro,USなど幅広い)。取引量は全部合わせても、一日1Mドルぐらいしかない。
その2.香港? 重複?
iShares(米国)のETFの2本が重複上場?(台湾、韓国のインデックス)、 3本が香港のみ(中国、香港)?。
取引量は重複上場している2本はほとんどない。 香港のの3本はかなりある。
一番多いのは、iShares FTSE/Xinhua A50 China Trackerで、一日115Mドルの取引量。
その3.香港のみ
BOCI-Prudential、SSgA、HSBC、Hang Seng IMの4社が、8本上場。取引量はそこそこあるものが多い、一日50ドル前後の取引量(あまり出来高のないものもあります)。
重複上場の判断が微妙ですが、確かに出来高のあるものは香港のみのETFで香港・中国に投資するものが多いようです。(日本と一緒ですね)
私もそう思います。
>個人投資家に海外ETFを提供する場合は、日本語の資料をそろえて許可をもらう必要があります。
おっしゃる通り、このことこそが日本が国際的な金融市場にならない大きな理由と思います。国民は英語もできないレベルの国民が多いのでちゃんと日本語の目論見書と、報告書を作りなさい、などと親切心のつもりで門番役をしているようですが、これば大きなお世話だと思うのです。残念ながらこれは投資だけではなく、その他の企業活動、経済活動にも深く根を下ろしている日本の文化なんでしょうね。
Re:私もそう思います。
akohyamaさん、こんばんは
分かっている人にとっては、「緩和規制してもらい英語の資料でOK。」でも良いかも知れませんね。 問題は、あまり詳しくない人をどうするかでしょうか? 規制をなくすとブログなどの記事を信じて内容を見ずに購入する人が増えそうですので違う問題が出てきそうです。
そのあたりのさじ加減をどうするか? それはそれで難しいですね。