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MENA VS MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス

先日、ポストBRICSの1つであるMENA (中東・北アフリカ)へ投資するファンドの記事(>8/20 「MENAファンド (ポストBRICS)」)を書きました。 個人的には、「MENA -> 新興国 -> iシェアーズ MSCI エマージング・マーケッツ・インデックスに含まれている? 」という短絡的な考えを持っていたのですが、よくよく調べると勘違いしていたようです。
(ちなみに「iシェアーズ MSCI エマージング・マーケッツ・インデックス」は日本でも購入可能な海外ETFです。個人的にはオススメ商品です。詳細は、7/16の記事を参考にしてください)


まず、勘違いをしていると気が付いたのは、マネックスのメルマガを読んだのがきっかけでした。その中でで内藤忍氏が、MENA ファンドについて書かれていたのを見て気が付いたしだいです。ただ内容が面白かったのでここでも紹介させていただきます。 

まず、私の知っている範囲の内容ですが、
MSCI エマージング・マーケッツ・インデックスが投資対象としている国は、BRICSをはじめ「アルゼンチン、ブラジル、チリ、中国、コロンビア、チェコ共和国、エジプト、ハンガリー、インド、インドネシア、イスラエル、ヨルダン、韓国、マレーシア、メキシコ、モロッコ、パキスタン、ペルー、フィリピン、ポーランド、ロシア、南アフリカ、台湾、タイ、トルコ」に投資しています。

一方、MENA ファンドは、GCC(Gulf Cooperation Council:湾岸協力会議)諸国という、中東のオイル産出国を中心となります。


ここで、メルマガからの引用ですが、MSCI社の考える分類では、世界の株式市場は以下の4つに分けられるらしいです。
---引用---
1.MSCIワールドインデックス 先進国の株式市場
2.MSCIエマージングマーケッツインデックス 新興国の株式市場
3.GCC諸国

4.スリランカ、ベネズエラ

---引用---
2が「iシェアーズ MSCI エマージング・マーケッツ・インデックス」で、3がMENA ファンドとなります。

なるほど、、勉強になります。MSCI エマージング・マーケッツ・インデックスとMENA ファンドは、お互いに重ならない補完関係にあるようです。そういう意味だと、BRICSやVISTAやTIPS等のファンドとMENA ファンドは、一緒に考えるのはよろしくないのかも知れません。

さらにメルマガでは、時価総額などについても書かれています





---引用---
MSCIコクサイ 2,901兆円(23カ国)
MSCIエマージング:353兆円(25カ国)
GCC: 18兆円(6カ国)

 大雑把に言うと先進国株式とエマージング株式の比率が9:1、エマージング株式とGCCの比率が20:1程度ということになります。
---引用---

補足で、その他の国の時価総額も参考に書きます。
日本:554兆円
インド:120兆円
ベトナム:2兆円

MENA の市場は、ドバイのイメージがあるので大分開かれているような気もしますが、今人気の沸騰中?のベトナムに比べると10倍のマーケット(ただし6カ国合計)で、日本に比べて30分の1程度しかないマーケットですした。あまり大きな市場ではないようです。

バランス感覚を考えると、先進国の株式をメインに、MSCIエマージングを10%程度で、MINAファンドはさらに少額で買うのが良いようです。くれぐれもMENA ファンド(BRICSも)を全力投球で購入しないようご注意ください。

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