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社債ETFを選ぶ上での落とし穴

社債ETFといえば、、、すぐに思いつくのは、日本で買える海外ETF
「iシェアーズ  iBoxx 米ドル建て投資適格社債ファンド(LQD)」
日本語ファクトシートはこちらで確認
でしょうか??

このETFは、一定の数の高流動性投資適格社債のパフォーマンスを測る指標 ”iBoxx 米ドル建てリキッド投資適格インデックス” に連動します。 

もちろん、以下の円グラフが示すように色々な社債が広く組入れられています。
組入れ銘柄
(引用:ファクトシートより)

ところが、、、実は、落とし穴があるようです。




モーニングスターの記事なのですが、

社債ETFを選ぶ上での落とし穴とは=米モーニングスター (モーニングスターより)
08年10月と11月の弱気市場では複数のアセットクラスが同様に下げたため、分散投資の効果を強く信じる者でさえショックを受けた。驚きだったのは、 米国の投資適格級社債に投資するETF(上場投資信託)「iシェアーズ・iBoxx・米ドル建て投資適格社債ファンド(LQD)」の動きだ。株式相場が大 幅に下落する中で、同ETFも同じように大打撃を受けた。確かに当時、スプレッドが大幅に拡大し、債券市場は麻痺状態に陥っていたとはいえ、LQDの急落 ぶりは、まるで社債市場の幅広い債券でデフォルト(債務不履行)が頻発することを織り込んでいるかのようだった。
LQDのこのような値 動きには理由がある。組み入れ銘柄をみてみると、LQDのポートフォリオの44%がバンク・オブ・アメリカやシティグループ、GE(ゼネラル・エレクト リック)などの金融関連会社の社債で構成されていた。これに対して、S&P500の金融株の割合は15%にすぎない。一般的に投資家は格付けをみて債券を 評価するが、企業の株も社債も売られる局面では、社債を発行している企業がどのようなセクターに属しているかも注意する必要があるだろう。


日本語ファクトシートからは読み取れませんでしたが、金融機関の社債が、ウエイトの44%も占めているようです

で、少し調べたのですが、日本語の資料(日本にiShares)のどれを見ても、ポートフォリオの割合が載っていませんでした(TOP10の銘柄だけ)。 意外に知らずに投資する人も多そうです(私も気がつきませんでしたので・・。)

もちろん、米国のiSharesのサイトまできちんと調べれば、ポートフォリオの割合(TOP10のセクタ-)が掲載されていますが、、、ここまできちんと調べられる人も、そんなに多いととも思えません?? もう少し、個人向けの環境が整備されると嬉しいですね。


TOP10セクター
組入れセクターのTOP10(引用:iSharesのサイトより)

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この記事に対するコメント

無題

実はこのETFへの投資がおもしろそうと思って私も調べてみたら、ご指摘のとおり金融セクターの比率がとても高いことが判明し、投資をパスした経緯があります。

トヨタグループでさえ、調達における信用スプレッドが高くならざるを得ない金融環境ですが、社債投資は投資多様化の一環で引続きウォッチしていきたいと思います。

【2009/03/03 22:22】レバレッジ君 #8d3edf289d(URL)[編集]

Re:無題

レバレッジ君さん、こんばんは

きちんとお調べになっているんですね。
私なら、日本語の資料を見て、分散されていると誤解し、購入という流れになっていたような気がします(米国サイトのチェックは多分忘れている)。

また、ウォッチ結果で面白い物がありましたら、ブログでご紹介くださいね-。

【2009/03/05 01:04】管理人

ひえ~~

そんなに金融セクターに偏っていたとは。
これは落とし穴ですね。。。

【2009/03/03 22:23】水瀬 ケンイチ #99c6f93182(URL)[編集]

Re:ひえ~~

水瀬さん、こんばんは。

私も、このモーニングスターの記事を読むまでは、全く気がつきませんでした。
ほんとうに、恐ろしいことです(汗)

【2009/03/05 01:01】管理人

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