内藤忍の資産設計塾 外貨投資編の感想 2回目です。
国外債券については、株式や株式ファンドと違い馴染みがないため、かなり勉強になりました。
この本で紹介されている投資先としては、債券、債券ファンド、MMF、FX、でした。
まず大きく分けて、
・固定金利:金利引下げ時に有利。(個人的見解ではもうそろそろ買い時か?) > 債券、債券ファンド
・変動金利:金利引締め時に有利。(短期金利があがっている今が買い時) > MMF、FX
という感じです。
個人的には、債券を直接買いたいと最近考えているので、債券だけをクローズアップすると、
・一定期間間隔で利子が付く、クーポン債 >複利効果なし
・利子は無いが、その分割安で買える、ゼロクーポン債 >複利効果あり
だそうです。
だいたい、このあたりまでは投資経験がある人なら知っている内容だと思います。
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このあたりからは、非常に勉強になったところ
税金面で見ると、
クーポン債: 債券の利子が源泉分離20%
ゼロクーポン債: 売却時に償還差益(ようは利子の合計)に雑所得
※雑所得は、給与とかと合算して税金がかかり、サラリーマンの場合は、ほぼ高い税率になります。
ゼロクーポン債は若干不利?
でも、抜け道がある。それは、満期前に売却すると50万円までの差益は控除され税金がかからない
(もう少し細かいので詳しいところは本を読んでください)
満期直前に売ればゼロクーポン債は税金なし、超有利!?
ただし一つ落とし穴が、
債券を売るのは、価格面で不利な場合があり税金分のメリットが相殺される可能性がある。
というのも、債券の日々の価格は個人では計算が困難、かつ、個人単位の小額債券は証券会社が買いたがらない。よって不利な売却価格を提示されやすい。
ここまでくるとさすがプロって感じですよね。本を買ってよかった。
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ちなみに、MMFも利子には税金がかかるが為替差益などには税金がかからないようです。税金まで考えると、どれが有利かは簡単にはわかりませんね。
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