1ヶ月間、悩みに悩みましたが、今後のポートフォリオを決定いたしました。
色々、考えた割には非常につまらないものになってしまいました(^^;
(要は、世間に出回っているポートフォリオの比率は良く考えられているということでした)
それでは、過去の記事も引用しながら決まった過程をまとめとして書いていきます。
■まず、理想のポートフォリオを求める理論
まず、初めに行き着いたものは、ハリーマルコビッツの理論で「平均分散アプローチ」でした。
(過去の記事「12/03 ポートフォリオを考える 1」を参考)
これは、各資産クラスの、リターンとリスクと相関関係が分かれば、リスク最小でリターン最大となるポートフォリオが求まるといった理論でした。
ただ、問題になるとのは、過去の、リターンとリスクと相関関係は分かるが、将来の価は分からない。かつ、それらの値が少し変化すると、ポートフォリオの割合が大きく変わってしまったりする(答えが発散する)場合もある。 だから、なかなか使いこなすのが難しい。
(やってやれないことはないと思いますが、、)
■理想的なポートフォリオとは、
それでは、「平均分散アプローチ」をさらに発展させ、理論的に一番よいポートフォリオは理論的に求まるかを探しました。
そして行き着いたのは、「マーケットポートフォリオ」が理論的に一番合理的であるということでした。
(過去の記事「12/08 ポートフォリオを考える 2 」を参考)
マーケットポートフォリオとは、世の中にあるリスク資産(株、債券、その他諸々)を時価総額の割合で持てば良いという内容なのですが、前提条件として、市場が効率的である必要があります。
バブルや金融危機などが起こり効率的でない場合は、前提条件から崩れますので、マーケットポートフォリオ理論自体が成り立ちません。
(バブルなどはPERなどを見て検知できないかと思いましたが、現状は考えつきませんでした)
■マーケットポートフォリオは?
そこで市場は効率的だと仮定して、マーケットポートフォリオで私のポートフォリオを組み立てようと思ったのですが、世の中にあるリスク資産の時価総額が不明です。
(過去の記事「12/25 ポートフォリオを考える 4」を参考)
分かる範囲で調べると以下のような割合でした。
株式市場の時価総額比率
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債券市場の時価総額比率
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そして、その割合は、株式7200兆円、 債券5500兆円のようです。
(前回の記事では、債券>株式市場と書いていましたが間違いのようです)
そうすると、株式と債券市場のマーケットポートフォリオは、市場規模で加重平均すると
北米圏 | 36.4% |
日本 | 18.4% |
欧州圏 | 31.9% |
その他 | 13.3% |
■私のポートフォリオは?
まずは、私は日本人で日本で住んでいますので、日本の比率を上げます。
とりあえず他の市場の割合よりは多めにしようと思いますので、ウエイトを2倍程度にしようと思います。
あとは、分かりやすいように単純化すると、
日本:北米:欧州:その他(新興国) = 4:3:3:1 に決定しました。
これが、過去の記事「12/27 ETFで作る分散ポートフォリオ」でありました、
-----引用開始-----
積極型を「日本株34・米国株33・欧州株33」の比率とすれば、期待リターンや標準偏差がそれほど変わらないポートフォリオを構築できるという。
-----引用終わり-----
に近い答えとなりました。
そして、株式と債券の割合ですが、時価総額で割合を考えると大体6:4になるのですが、
ここは、「100-年齢=株式の割合」という簡易的な考えで、65:35に決めました。
後は、リートを少し混ぜたい(10%ほど)ので、比率を壊さないように配分すると、
株式:債券:リート = 58.5% : 31.5% : 10%
としました。
これらの考えを踏まえて表にまとめますと以下のようになりました。
リスク資産 |
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||||||||||||||||||||||
キャッシュポジション (暴落時に買い向かう用) |
5% |
来年よりこの比率を目指して買い増しして行こうと思います。
最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました。
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