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日本の政策金利0.1%。 でも円高を止めるには金利差3%は必要?

先日、米国が政策金利を大幅に下げてきましたが、日本も利下げに踏み切ったようです。

日銀、0.2%の利下げ決定 米に追随 (from イザ)
日銀は19日、政策委員会・金融政策決定会合を開き、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.3%から0.1%へ引き下げることを決めた。日銀は10月末に7年7カ月ぶりの利下げを行ったが、景気が加速度的に悪化していることや、米連邦準備制度理事会(FRB)が事実上のゼロ金利政策に踏み切ったことを受け、わずか2カ月たらずで追加利下げに踏み切った。


景気の先行きもあまり良くないので、個人的には「妥当な線で落ち着いたかな?」と思います。 これで、米国;0~0.25%、日本;0.1%と、どちらも(ほぼ?)ゼロ金利政策に突入しました。

となると、やはり気になるのは、「円高ドル安の流れはどうなるの?? 金利差がないから落ち着くの?」ということでしょうか? 

ということで昨日の記事の続きです。


昨日の記事「米国と日本の政策金利の推移」は、
ドル円と米国・日本の金利推移
という図を使って、日米の政策金利+ドル円の推移を簡単に確認しました。

このままでは、あまり有意義な法則を見いだせないのですが、「米国と日本の金利差」と「ドル円」の推移でグラフを書き直すと、何となく大きな流れが見えてきます。(金利差がある水準を超えると流れが変わりやすい?)





ドル円と日米金利差

上の図は、赤線=ドル円の推移、青線=日米の金利差の推移をグラフにした物です。
そして、補助線として、日米の政策金利の差が3%のところに線を入れています。

かなり有名なのでご存じの方も多いと思いますが、「日米の金利差が3%以上になると為替の流れが変わる」ようです(何回も聞く話ですので、出典元が分かりません。)

もちろん、景気や経済状況によって為替相場は日々変化しますので、単純に金利差が3%だからドル高になるということではないのですが、長期的な視点で見ると確かに当たっている気がします(^^; 政策金利は、各国の中央銀行が経済をコントロールする一番の手段ですので、為替相場にも影響するのは納得できますね。

ということは・・・
まだ金利差が0%付近なので、すぐにドル高円安に向かうとは言えないかも知れません(お約束ですが、当たるも八卦当たらぬも八卦)。 海外資産が多い方はもう少し我慢、 円資産が多い人は海外資産の買い時かも知れませんね。


今回は、ドル円と日米の金利差を見ましたが、同じようなことがユーロドルと欧米の金利差でも見ることが出来ます(潮目の変化は3%ではないんですが・・・)。また機会があれば取上げます。

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