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行動ファイナンスで読み解く 投資の科学

とうとうGWが終了してしまいました。人によっては16日もの長期の休みになった方もいるらしいです。私も有給休暇を使って八重山諸島に行ったり、関西に行ったり・・・・。 かなり経済活動に貢献してきました(^^;
あとは、移動時間など空き時間が多く取れましたので何冊か本を買って読んでいました。 軽めの本が多かったのですが一冊だけ投資本を読みましたのでご紹介します。





「行動ファイナンス 」について分かりやすく書いた本です。アマゾンのカスタマーレビューを見ると星1個(低い評価)だったりしますが、個人的には「そこそこ」楽しめました。

内容的には、「行動ファイナンスとは・・・、何故、人は非合理な行動を取ってしまうのか?」「行動ファイナンスを利用した金融サービス」。 あとは少しだけですが「脳科学」。


どんな内容が書かれているかというと、




「人は、簡単に誘導される、外見に騙される、確率に弱い、非合理性の塊」

というような例が具体例と合わせて紹介されています。 純粋な投資だけでなくマーケティング的な内容も多かったのですが勉強になります。

いくつか紹介すると

・「0円の魔法」

「1)送料500円が無料」「2)送料500円が10円にサービス」
1と2では、割引量としてはほとんど同じ(10円の差)なのですが、その効果(売れ行き)の差は雲泥の差がでる。

「1)WEB版新聞 1000円」「2)通常の新聞 3000円」「3)WEB+通常の新聞 3000円(サービス中)」
2と3は同じ価格なので、2は選択肢として不要では?と思いますが、2の選択肢があることによって3の選択率がグッと上昇するそうです。 また、2と3に価格差(例えば2を2500円にするとか)を付けると3の選択率が下がる。 2が3と同じ価格で存在(ダミー的)することに意味があるようです。

マーケティングとしては非常に面白いです。私の周りにも良くあるシチュエーションですが、実は知らない間に誘導されているかもしれません(^^;


・エコノミクスとヘドノミクス

エコノミクスは説明は不要ですね。経済的合理性のことで、資産を最大にするための技術
ヘドノミクスは、感じる幸せを最大化するための技術。例えば、1万円を受け取るときでも、金持ちがもらう場合と、貧乏人がもらう場合では感じ方が違う。

で、ヘドノミクスでは7か条があり
・良い知らせは分割して伝える
・悪い知らせはまとめて伝える
・良い知らせと悪い知らせがあれば良い方から知らせる
(残りは書籍で・・)

人は、ヘドノミクスで行動しているので非合理な選択をしてしまうようですね。 金融サービスでもよくよく見ると上手く利用されたりしています。(で、不利な商品を買ってしまう)


その他にも、
行動ファイナンスを利用したアセットアロケーションの決め方「アセット・デディケーション」や、退職後の「安全取り崩し率の理論」などや、既に使われている行動ファイナンス技術「天引き」「ドルコスト」「配当」・・・などの説明もありました。

色々な金融サービスの罠にはまらないためにも一読してみてはいかがでしょうか(^^;
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