現在の私のポートフォリオは、まだまだ未完成です。 一応、内藤忍氏の提唱している標準的なアセットアロケーションを参考にポートフォリオを調整中(買い増しだけで調整)です。
ただ、元々のポートフォリオ(と呼べる代物でなかったですが)が、債券クラスの多いものでしたので、まだその影響を受けてまだ株式比率が少なめです。
と前置きはここまでで、
現在キャッシュポジション+この冬のボーナスの追加資金で購入資金も増え、また、春のチャイナショック、夏のサブプライムショックなどの経験を踏まえ、一度自分なりのポートフォリオを作成してみたいと最近ずっと考えています。
まだまだ結論は出ないのですが、、一度自分内の整理ということで、今まで購入した本、ネットで調べた内容、セミナーで聞いた話などを総動員した結果を記事にします(^^;;
まず、皆さんが最初に出会う理論が、ハリーマルコビッツの理論で「平均分散アプローチ」でしょうか?
簡単に言うと、「分散投資するとリターンは平均、リスクは分散になるということで、もし同じリターンの投資先は複数あれば、それぞれに分散投資すると、リターンは同じでもリスクだけを下げることができる」といった感じの理論です。(雨の日に儲かる傘屋と晴れの日にもうかるリゾート会社の株を分けて持てという例が有名ですね)
この理論自体はノーベル経済学賞をとってますので凄い理論に違いないです(汗
また、直感的にも正しそうな感じもしますし、実際に私自身が投資している内容を見ても、分散投資はリターンを保ちながらリスクを軽減できているように感じています。
ただ次のステップが難しくて有効に活用できません。
次のステップとは、上記理論を使うと、各資産のリターンとリスクと、各資産クラス間の相関係数を用いると、 同じリスクをとる場合でも、より良いリターンを得られる組み合わせが求まるということです。
いわゆる効率的フロンティア(有効フロンティア)と呼ばれるいるものです。(右図が代表的な概念図だと思います)
理論的には正しいことは間違いないのですが、、これを使って理想的なポートフォリオを組み立てるのは非常に難しいです。
一番難しいのは、資産クラス(国内債券、国内株式、、、、)のリターンとリスクを求めることと、各資産クラスごとの相関係数を求めることです。
もちろん、過去数年のデータをWEBから入手してEXCEL等で求めることは私自身やりました。また、年金基金や内藤忍氏の本にもそれらの数字が出ています。ただ、取り方が違うためそれらの値はもちろん違います。
そしてその値で効率的フロンティアを求めて各資産クラスの割合を求めると、、
実際に使うに酷すぎます、、誤解を恐れず書くと、使い物になりません。。。
ベースの値となるリターンとリスクと相関係数が異なると、全く異なるポートフォリオになる。また、資産が非常に偏ります。(例えば、国内債券と海外株式ばかりなど全く分散しないときがあります。)
ということで、「平均分散アプローチ」を使って理想的なアセットアロケーションを考えるのは挫折しました。
理論的には正しいことは間違いありませんが、実世界に使うには難あり。 (逆に実世界で使えるものなら、世界中のファンドの組み入れ比率が同じようになってしまいますね)。
というわけで次の理論(マーケットポートフォリオかな?)を模索中。
(つづきを書ききました>こちら)
■補足
効率的フロンティアを求めるためのツールは、「タロットのポートフォリオ理論[ココログ分室]」で公開されているEXCELシートを使わせていただきました。 かなり面白いです。 DLして遊んでみると勉強になること間違いなし。
この記事に対するコメント
株式投資ですが
こんばんは~(今の時間ならおはようかも?)
株式投資について名著があるので紹介おば、ジェレミー・シーゲル著作の
株式投資は最高ですよ~
二百年もの膨大なデータで株式のドルコスト平均法での長期運用こそが
一番利益が出る事を立証しています。
もっとも米国株式なんで日本の株式市場では通用するかは
別問題ですが(笑)
Re:株式投資ですが
都人さん
>こんばんは~(今の時間ならおはようかも?)
お早い(ものすごく遅い)時間帯のコメントありがとうございます
>株式投資について名著があるので紹介おば、ジェレミー・シーゲル著作の
>株式投資は最高ですよ~
読んだことはないのですが、過去200年の米国のデータを用いて
株式 > 債券 > 金(インフレ率と同じぐらい) > キャッシュ(紙切れ化)
というグラフや紹介記事は見たことがあります。
そうですか、最高ですか? 今週末にでも購入してみます(^^;;