Date:2009/03/28 01:12
ヘッジファンドと聞くと、「超アクティブな運用で、なんとなく儲かりそう?」とか、「手数料が非常に高そう?」など想像されると思います。 そして、インデックス運用と対極に位置する運用方法ではないかと思います。でも、ヘッジファンドの手法を採用するETFが設定されたようです。
インデックスIQ、米国初ヘッジファンド複製ETFを上場 ( ヘッジファンドKlugより)
米インデックス運用大手のインデックスIQは25日、米国初となるヘッジファンド複製ETFをニューヨーク証券取引所Arcaに上場した。
同社が上場した「IQ Hedge Multi-Strategy Tracker ETF(QAI)」は、マルチストラテジーを採用するヘッジファンドのリターンと同等水準の投資成果(手数料及び経費控除前)を提供する。マルチストラテジーに含まれる戦略は、株式ロング/ショート、グローバルマクロ、マーケット・ニュートラル、イベント・ドリブン、債券アービトラージ、新興国投資戦略となっている。
同社が上場した「IQ Hedge Multi-Strategy Tracker ETF(QAI)」は、マルチストラテジーを採用するヘッジファンドのリターンと同等水準の投資成果(手数料及び経費控除前)を提供する。マルチストラテジーに含まれる戦略は、株式ロング/ショート、グローバルマクロ、マーケット・ニュートラル、イベント・ドリブン、債券アービトラージ、新興国投資戦略となっている。
海の向こう(米国)の話ですが、手数料及び経費控除前(<重要!)のヘッジファンドのリターンを目指すETFが、信託報酬0.75%で上場されたようです。
このETFを使うと、ヘッジファンドの欠点である、「低い流動性」「高いリスク」「高いコスト」が一気に解決されますね。 ですので、「従来手法との分散投資」「もしかすると儲かるかも」という長所を上手く活かせそうです。
もう少し、このETFの内容を見ていきますと、、、
まず、過去のリターン
(IQ Hedge Multi-Strategy Tracker ETF のファクトシートより)
青色がS&P500の動きに対して、一番パフォーマンスの良いオレンジ色が該当ETFのパフォーマンスです。 このグラフを見るかぎり、なかなかの成績を残しているようです(あくまでも過去の結果です。将来は分かりません)。
そして気になるのは、どうやってヘッジファンドの値動きに連動させているのか?
複数のヘッジファンドを購入して連動させていると思いきや、なんと複数のETFを独自に組み合わせてマルチストラテジー(株式ロング/ショート、グローバルマクロ、マーケット・ニュートラル、イベント・ドリブン、債券アービトラージ、新興国投資戦略)戦略をコピーしているようです。
そのポートフォリオは、現状以下で、月1回見直しがあるようです。
The Complete Portfolio Of QAI (Through March 25)
| ETF | Ticker | 比率 |
|
Barclays Agg. Bond |
AGG |
23.89% |
|
Barclays 1-3 Treas. |
SHY |
18.32% |
|
iShares Emerg. |
EEM |
11.11% |
|
Vang. Total Bnd |
BND |
8.39% |
|
PowShs G10 Cur |
DBV |
7.94% |
|
iBoxx High Yield |
HYG |
7.29% |
|
Barclays Short Treas |
SHV |
3.92% |
|
SPDR High Yield |
JNK |
3.25% |
|
Vang. Short-Term |
BSV |
3.11% |
|
SPDR 1-3 Month |
BIL |
2.36% |
|
Vang. Emerg. Mkt |
VWO |
2.22% |
|
UltShrt Russ 2000 |
UWM |
1.93% |
|
Barclays Treas. Inflat. |
TIP |
1.81% |
|
UltShrt EAFE |
EFU |
1.62% |
|
PowShs Commod |
DBC |
1.53% |
|
UltShrt Real Est. |
SRS |
0.46% |
|
SPDR Cap. Agg. |
LAG |
0.45% |
|
UltrShrt Euro |
ULE |
0.40% |
赤字は、日本でも買える海外ETFです。
ショート(売り)のETFは、現状のETFで上手く組み合わせれば、各個人でも複製ETFを構築できそうですね。 もし、ヘッジファンドを買いたいと思っている方、ありがたいことにポートフォリオも公開されていますし、自前ポートフォリオで運用するのも良いのではないでしょうか(^^;
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