Date:2009/03/26 23:44
投資信託を買う場合、確認すべき重要な資料である「目論見書」。さてここで問題です。「目論見書」はなんと読むでしょうか???
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「もくろみしょ」です。 もちろん正解しましたよね(^^)
実は、こんな質問を出したのは以下の記事を読んだからです。
「投信顧客の半分以上は理解不足」日興アセットが調査(asahi.comより)
投資信託を販売する銀行の担当者が、「多くの顧客は投資信託の仕組みの理解が足りない」と感じていることが、日興アセットマネジメントの調査で分かった。投信の銀行窓販が98年にスタートして10年がたつが、商品の基本的な知識を顧客に理解してもらうことが依然重要であることが浮かびあがった。
調査は昨年9月から12月に銀行の販売担当者451人を対象に実施、395人から回答を得た。それを冊子「投信窓販白書」にまとめた。
(略)
投信販売では、販売者は「目論見書」を使って顧客に説明をするが、分かりにくいとの指摘が絶えない。調査では、約7割の販売者が「目論見書の用語や書式の工夫だけでは限界があり、目論見書の形態に問題がある」などと答えた。「もくろみしょ」と読めない顧客が多いと回答した販売者も多かったという。
調査は昨年9月から12月に銀行の販売担当者451人を対象に実施、395人から回答を得た。それを冊子「投信窓販白書」にまとめた。
(略)
投信販売では、販売者は「目論見書」を使って顧客に説明をするが、分かりにくいとの指摘が絶えない。調査では、約7割の販売者が「目論見書の用語や書式の工夫だけでは限界があり、目論見書の形態に問題がある」などと答えた。「もくろみしょ」と読めない顧客が多いと回答した販売者も多かったという。
日興AMの調査では、「もくろみしょ」と読めない顧客が多いようです(汗)。 確かにこれから投資を始めようと窓口に行く方にとって「目論見書」は非常に難しいかもしれませんね。
それは、さておき、上記記事内に書かれています「投信窓販白書」。 パッと目を通しましたが、なかなか面白い資料でした。 (日興AMが、投資窓販10周年を記念してまとめた内容のようです)
個人的に興味深かった点は2つ、
1.「販売員は、歩合制でない場合が多いようです」
2.分配金の問題。販売側(銀行など)から見ると、まだまだ「分配金」への誤解が多い消費者(個人投資家)が多いようです。
例えば、
- 分配金は利子のようなものだという誤解している
- 安定的に分配金を出しているファンドは安定した良いファンドという誤解している
- 分配される直前に買えばお得。 もしくは分配後の価格が下がったときに買えば安く買えるという誤解している
- 為替リスクだけでなく、金利リスク(金利が上がれば債券価格が下がる)を分かっていない。
この2つを統合すると「何故、分配金を出すファンドがこんなに売れるのか???」の答えが、
「 説明しても誤解が解けない個人投資家側の原因」であるような気もしてきました。
つまり、販売員は歩合制でない場合が多いので、別に分配金の沢山です投資信託を無理して売り込む必要はない。 でも、分配金を出すファンドが売れる。 誤解して分配金がでる投資信託を求める側が悪いのでは? という展開です(^^;
私もブログで、もっと正しい情報を発信していかないといけないですね
最後に、その他も面白い集計結果が出ています。 資料はこちらで手に入りますのでご参考にどうぞ。
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