小金持ち父さんの資産設計塾（？）

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本日、マネックス・ユニバーシティの動画配信で
「バランスファンドはどう選ぶ？　3ファンド徹底比較座談会」
という動画を視聴しました。
（マネックスに口座があれば、Level１コースを無料で受講できます。＞こちらにて）


さて、今回動画の内容ですが、　長期投資家の皆様には有名な

• セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
• マネックス資産設計ファンド
• ＳＢＩ資産設計オープン（スゴ６）

の３つのファンドについて、
資産比率の決定の方法や、運用ポリシーなどを座談会形式で比較しています

資料レベルでは理解しているつもりでしたが、実際に販売会社・運用者の生の話を聞くと思わぬ発見がありました。

まずは、
アセットアロケーションの違い



グラフで比較すると、
・マネックス資産設計ファンドとSBI資産設計オープンは、比率が似ていますね（求めるためのアプローチは違うようです）
・セゾンバンガード・グローバルバランスオープンだけは、かなり違いが出ていますね。


アロケーションにいたるプロセス

・セゾンバンガード・グローバルバランスオープンは、世界の時価総額で比率を決めているようです。いわゆる「マーケットポートフォリオが一番効率的である」という内容を具現化したファンドです。
ただ、株式と債券の割合が５：５で固定であるらしいのですが、その根拠は特になく分かりやすさを選んだみたいです。

・マネックス資産設計ファンドは、過去の値動きのデータから効率的フロンティア（リスク８％で設定）を求めて決定したようです。　制約条件としては、国内資産＞海外資産があるようです。

・ＳＢＩ資産設計オープンは、判りやすさ重視で配分しているようですが、話を聞いていると、過去の値動きのデータから効率的フロンティアを求めた結果がベースにあるようです。（闇雲に決定しているようではないようです、当たり前ですね（笑）。）

マネックス、ＳＢＩは、過去の値動きから効率的フロンティアを求めたということで似たような比率になったのでしょうか？

私も、効率的フロンティア・マーケットポートフォリオについては、自分のポートフォリオを決める際に勉強しましたので、過去の記事を参考にしてください（07/12/25 ポートフォリオを考える　４）


特徴的な部分

・新興市場を取り入れているのは、「セゾンバンガード・グローバルバランスオープン」のみです。
残り2つは新興市場は組み込んでいません。

理由は初心者向けだからリスクの高い新興国はなしだそうです。
あとは、投資中級以上の方は、個別で新興国ファンドを買うのがいいのでは？　（コアサテライト戦略）
（確かに、リスクは大きくなりますが、新興市場を入れないのはもったいない気もしますね。）


・REITを取り入れているのは、「マネックス資産設計ファンド」「ＳＢＩ資産設計オープン」。
「セゾンバンガード・グローバルバランスオープン」にはREITが組み入れられていません。

理由は、REIT市場は歴史が浅く、市場規模も大きくない。　だから長期投資には、まだ十分な市場でないため。
（話の中で、一番大きな米国のREIT市場でも５０兆程度（日本株式は５００兆ぐらい）らしいです。　確かに言われてみると市場が小さく組み入れるべきものか悩みますね）



生の話を聞くと、これらバランスファンドも良いかもと思ってしまいますね。
特に、SBIの方が話していた、コアサテライト戦略のコアの部分として、これらバランスファンドを組入れ（定期買付けなど）、　サテライト部分としてアクティブファンドや、自分の決めたポートフォリオ比率への追加買い増しという戦略に非常に魅力を感じます。

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