Date:2009/03/23 01:02
世界でシェアNo1のETFプロバイダーといえば、iSharesシリーズを出しているバークレイズグローバルインベスターズ(BGI)ですね。 海外ETFを購入している人にとっては身近な存在ではないでしょうか?現在、そのBGIのETF部門が売却されようとしていることは、色々なブログでも取り上げられており、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
英バークレイズ、ETF事業部門「iShares」売却か (ETFクルークより)
英銀大手のバークレイズは、JPモルガン・カザノブに、ETF事業の買取を打診していたことが、関係筋の情報から明らかになった。
バークレイズが売却を検討しているのは、同社の資産運用部門バークレイズ・グローバル・インベスターズ(BGI)のETF事業。BGIは世界最大のETF 運用会社であり、iSharesのブランド名でETF事業を展開している。報道によれば、同事業の売却額は40億ポンドに達するとの見通し。
バークレイズが売却を検討しているのは、同社の資産運用部門バークレイズ・グローバル・インベスターズ(BGI)のETF事業。BGIは世界最大のETF 運用会社であり、iSharesのブランド名でETF事業を展開している。報道によれば、同事業の売却額は40億ポンドに達するとの見通し。
親会社が傾きかけているので泣く泣く売り出されているという感じですね。
例えば、バークレイズの株価を見ると・・・・他の金融機関と同じようなチャートですね。
過去2年間のチャート、 Y軸は対数でとっています。 株価が10分の1になっています。
iSharesブランドというと、運用残高が30兆円以上。ETFの世界シェア50%以上という、こんなお宝部門を手放すとは、、本当に、泣く泣く売却って感じですね(^^;
では、どこが購入するんでしょう??
Forbesのサイトでも話が出ていますが、(広告バナーのため音が鳴りますので注意 >サイトはこちら)
噂では、フィデリティの名前があがっているとか・・・。 理由としては、同社が現在ETFビジネスをしていない(競合する社内の商品がない)。
後は、ノーザントラストという予想もあるそうで・・・。 現在ETFを出しているがパッとしていない。
売却されて、信託手数料などが上がったり、戦略ミスでiSharesブランドが衰退していくなどないといいのですが・・・。
個人的には、バンガード等が買えば理想的。 「もしかすると信託手数料も下がったりするかも??」と妄想していたのですが、 その確率は同記事によるとゼロに近いようですね(同じラインナップがある。 購入のために資金を借りてくることはバンガード的に駄目など)。 ちょっと残念。
業界第6位の野村AMとかが買うとかでも面白そうですね(汗)
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この記事に対するコメント
iシェアーズの売却先
ロイターの報道によると、プライベートエクイティなど3社が関心を示しているようです。
既に協議に入ったところもある模様です。
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1028.html
プライベートエクイティがETF事業ですか…(^^;
Re:iシェアーズの売却先
水瀬さん、こんばんは。
早い情報ありがとうございます。
プライベートエクイティですか?
まさか、安く買って、他の会社に高く転売するなんてことを考えていたりすると嫌ですね。
今後も安心できるところに売却されることを祈るばかりです。