Date:2009/05/27 01:22
皆さんご存知のとおり、GM再建計画の最終判断が目の前に迫っています。債務交換期限・・・米国時間26日(日本27日、もう今日ですね)
これが最終局面で、これが上手くいかないと、米国時間6月1日の「政府支援の最終決定」で破綻が決定してしまいます。 GM自体も大きい会社ですが、その下請け会社、そのさらに下請け会社までの影響度を考えると、かなりドキドキしてしまいます(汗)。
では、気になる「債務交換」が上手く進んでいるのかと・・・・、
ニュースなどを読めば読むほど絶望的な気がします。 もはや、「破綻するか、しないか」というよりも、「影響が少なく破綻できるか、できないか」という論調も多く見られます。
具体的には、
「270億ドルのGM債券 → GM株の全体10%と交換」
という条件を、債務者全体の9割に同意してもらう必要があるそうです。
判り難いので具体的な数字で行くと
「100万円のGM社債を、5万円以下の価値しかないGM株に交換しろ」
株式投資をしている投資家はリスクありきであるので株価0というのもありですが、お金の貸付である社債を棒引きしろというのは、普通の人は同意できないとおもいます。
さらに悪いことに、
GM対UAW(全米自動車労組)との交渉では、
「100億ドルの債務 → GM株の全体39%と交換」
一般債務者に比べると、かなり条件がよくなってます(10倍は条件がいいですね)。 このような条件の違いも、一般の投資家の反感を買っているようです。
普通に考えると、強い反感がある中「借金を95%棒引き」しろという同意を9割の投資家から獲得するのは・・・・・、無理そうですね。
リーマンショック再来か、、、材料出尽くしで以外と反応しないか、、、明日の株価の動きに注目ですね。
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