Date:2008/09/22 00:01
昨日は、ロシアの株式が暴騰した話を取上げましたが、その他にも株価が上がっている資産があるようです。それは、米国の話ですが、高配当株式と優先株式(High Dividend Stocks and Preferreds)への投資です。いつもネタ切れの時にお世話になっています(笑)、SeekingAlphaの記事の「High Dividend Stocks and Preferreds Soar」からの話です。
内容としては、
- 米国の政府が市場を正常に機能させるために抜本的な対策をとった。
- それに反応するように、高配当株式に投資するETF( PowerSheres High Yield Dividend Achievers ETF(PEY) )と優先株に投資するETF( iShares S&P US Prefrerred Stock Index(PFF) )が急騰している。
(SeekingAlpha>High Dividend Stocks and Preferreds Soarより)
高配当株式といえば、この本をかいたシーゲル博士もお薦めの投資先ですね。日本で投資しようと思うと、楽天証券などで買える海外ETFの「iShares Dow Jones Select Dividend Index Fund(DVY)」とかでしょうか。
もう少しだけ詳しくいうと、、
「高配当株式」はその名の通り配当金が高い、「優先株式」は普通株式に比べて、剰余金の配当を優先的に受けたり、残余財産の分配を優先的に受けたりすることができる株式です。
どちらにしても配当重視ということになりますね。
配当は、大雑把に言うと、株式の価値を一部現金化するようなもので、ファンドの分配金と良く似ています。税金などを考えると、理想的な状態では配当を出さない方が良いはずなんですが、シーゲル博士の見解では「内部保留しておいても有意義な使われ方はしない。それならば投資家に還元した方がまし」といった感じで、米国の過去200年のデータを見ても配当が高い方がパフォーマンスが良いみたいです。
どうでしょう? 投資したくなって来ましたか?
でも1つだけ落とし穴が、、、
上は、高配当ETFのPEYとS&P500の1年間の比較チャート。
実は、大きく下げていたものが回復しただけのようです。(危うくSeekingAlphaの記事にだまされるところでした(苦笑))
高配当株式ETFは、実は、金融セクターのウエイトが比較的高いようです。 ですので、金融危機が騒がれている時は大きく下げ、今回のように安心感が広がると大きく上げたというのが事実と言うことでしょうか(笑)
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この記事に対するコメント
おはようございます
いやぁ、オチがあったんですね(笑)
>金融危機が騒がれている時は大きく下げ、今回のように安心感が広がると大きく上げたというのが事実と言うことでしょうか
そういう感じなんですね。勉強になりました(^^♪
Re:おはようございます
うさみみさん、こんばんは。
オチ付きでごめんなさい(^^; ネタ以外に使えない記事でした。
でも、金融危機が片付けば面白い投資先だとは思ってます。
再投資
下落しているときに配当を再投資していれば、とってもいいパフォーマンスになっているでしょうね。まさに、シーゲルさんのおっしゃっていた事かもしれません。
Re:再投資
ayataroさん、こんばんは。
>下落しているときに配当を再投資していれば、とってもいいパフォーマンスになっているでしょうね。まさに、シーゲルさんのおっしゃっていた事かもしれません。
そうでした。
シーゲル博士の教えを実践するなら再投資が重要で、こういう下げ相場こそ株数(口数)を増やすチャンスだったはずですよね。
一本調子の右肩上がりより、乱高下した方がリターンが高くなるはずなので、下げ相場は喜ぶべきことなんですが心理的には難しいです(^^;
ほんとだ!
DVYに投資しています!
IVV以上に下がりまくって、完全に失敗したと思ってました(^^;
下がり続けている時は、なかなか追加投資する勇気が出ないものですが、少しずつでも積立だけは継続したいものです。
Re:ほんとだ!
エッジさんこんばんは。
>DVYに投資しています!
私はDVYに投資しようと思ってました(笑)
(そして資金がなくてIVVだけになりました)
>下がり続けている時は、なかなか追加投資する勇気が出ないものですが、少しずつでも積立だけは継続したいものです。
金融危機の間は苦しいですが、金融危機が過ぎ去ると高騰しそうな気もしますね。(明確な理由はないんですが、、、第六感です(^^ゞ)
うむ
いいオチだ