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米国の失業率が1月で10%も悪化したらしい

米国で6日、経済指標の中でも重要な雇用統計が発表されました。

5月米失業率5・5%に急上昇 (イザ!より)
-----引用開始-----
米労働省が6日発表した5月の雇用統計によると、失業率は5・5%となり、前月から0・5ポイント大幅に上昇した。2004年10月以来の高水準で、0・5ポイントの悪化は1986年2月以来、約22年ぶりの大きさとなる。非農業部門就業者数も季節調整済みで前月比4万9000人減少し、5カ月連続で前月を下回った。住宅不況やエネルギー価格の上昇で生産やサービス部門の厳しさが増しており、景気後退の懸念は一段と高まってきた。
-----引用終わり----

失業率(米国)は、5%の前後で景気の良し悪しを見るようですので、5.5%は景気悪化ともいえるのですが、それよりもインパクトがあったのは、先月の失業率5.0%から、一気に10%UPの5.5%になったことです。

1ヶ月で一気に10%も失業率UP!!

ブレなどもあると思いますが、厳しい現実ですね。 
一ヶ月にこんなに悪化してしまうのは、1975年1月以来もっとも大きい悪化率のようです。
(ちなみに、1975年1月は、一月で12.5%悪化し、失業率が8.1%になったようです)


0.5ポイント悪化は22年、変化率10%では30年以上もさかのぼらないとデータが出てこない程の一大事です。ですから、米国株式が400ドル近くさげたり、原油が140ドル近くに荒れるのも無理がないかも、、





話を戻しまして、、、

失業率が10%も上がったのですが、その要因を分解すると、

一番酷いのは、
・16-19歳: 先月の失業率15.4% から 今月18.7%に 21.4%も増加
のようです。

唯一救いな部分は、
・25-54歳男性:  先月の失業率4.3% から 今月4.4%に 2.3%UP
・既婚男性: 先月の失業率2.8% から 今月2.9%に 3.6%UP
・既婚女性: 先月の失業率3.0% から 今月3.1%に 3.3%UP

と、生活を守るべき人にはまだ被害が及んでいないところでしょうか?


以下、カテゴリー別の失業率
失業率
(引用:Seeking Alpha >Unemployment Jumps by Fastest Rate Since 1975 )


「金融危機も去ったのでは?」などと、最近は淡い期待を抱いていたのですが、まだまだ一進一退は続くようですね。 

実は、インフレ率もほどほどで、サブプライム問題も直撃していない日本は有望な投資先かも(汗)
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