Date:2007/07/18 01:38
昨日の東証の悪口(?)を書いたとたん、こんな記事が、、大証の金価格連動投信、2万6000円程度から投資可能に
大阪証券取引所は17日、金価格に連動するETF(指数連動型上場投資信託)の上場を承認したと発表した。売買単位は10口(10グラム)で、現在の相場だと2万6000円程度から買うことができる。
(略))
ファンド名は「金価格連動型上場投資信託」で、8月10日に上場する。
大証、よくやった(笑)
金ETFということで、派手さやサプライズはないですが、最初に上場するものとしては妥当な線だと思います。こうなると東証が年度内にどんなETFを出してくるのかが楽しみです。ニューヨークやロンドンの取引所と提携しているようですので、海外ETFの輸入でしょうか??
金の投資というと私自身馴染みが薄いのですが、、一応金についての知識を調べた範囲で、つれづれに書きます。
1.基本は、インフレヘッジと、金自体に価値があるので有事の際に一番頼りになるというところでしょうか?
よって、どちらかというと、株や債券のように資産を増やすために買うのではなく、資産の安全を買うといったスタンスがよさそうです。根拠があるかはわかりませんが、昔から「資産の一部は金で持ちなさい」ともいわれてます。
2.金の現物は、現在約14万トンで世界中にオリンピックプール3杯分しかないそうです。いま、金1gは、2600円ぐらいですので、時価総額で考えると、2600(円/g) x 14万x1000x1000(g) = 364兆円 しかないんですね。意外と少ないですね? 日本の金融資産1400兆円の2割が、保守資産として金を選択すると、ほとんど買占めできますね(^^;
3.金投資のデメリットは金利が付きません。 また株や債券は市場全体が成長していきますのでインフレ以上に伸びる可能性が高いですが、金自体は現物なのでインフレには負けませが勝ちもしません。(ちなみに紙幣はインフレに負ける資産で年が経過すると価値が下がっていきます)
個人的には、豊かになった新興国(BRICS等)が金をまだまだ消費していくと考えるとまだ値段は伸びそうな気もします。特に、金の一番の消費国はインドだったりしますので(主に装飾用)、BRICS市場が伸びている限り金ETFも買いでしょうか?
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