Date:2008/07/25 00:40
米国最大の公的年金基金として世界的に超有名なCalPERS( = California Public Employees' Retirement System:カリフォルニア州職員退職年金基金)や、米国2位の規模のCALSTRS(=California State Teachers' Retirement System:カルフォルニア教職員退職年金基金)の最近の成績が記事になっていました。(こちらやこちら)少しだけ集計期間が異なるのですが、
CalPERS:マイナス2.4% ('07/7から'08/7まで)
CALSTRS:マイナス3.7% (今年)
今年はひどい下げ相場だった気がしますが、逆風の中、かなりの好成績ではないでしょうか??
特に驚きなのは、
CalPERSについて「08年度はマイナスに転じたものの、5年間の平均リターンは11.4%と堅調」
CALSTRSについて「過去3年間の平均リターンはプラス9.7%」
素晴らしい運用能力です。さすが世界のSWFがその先進的な手法を真似しようとするだけのことはあります。
私も、こんな好成績にあやかりたい!!(笑)
ということで、ポートフォリオ等を確認してみましょう。
資産クラス |
CalPERS |
CALSTRS |
米国債券 |
24.0% |
19.2%
(国内外の比率不明)
|
米国以外の債券 |
3.0% |
|
米国株式 |
34.5% |
38.2% |
米国以外の株式 |
20.9% |
19.8% |
オルタナティブ |
8.1% |
10.4% |
不動産 |
8.8% |
12.8% |
どちらも、似通った感じで、
- 株式:6割
- 債券:2割
- 不動産:1割
- オルタナティブ:1割
参考になります。
ちなみに、私も現在ポートフォリオの比率を少しずつ変更しているのですが、目標としているポートフォリオの比率が、上記2つの年金基金のポートフォリオに似ていました(笑)。
その割には、私のポートフォリオの成績は、、、、悪いのですが、、、、オカシイ。
ということで、記事をもう少し読むと、それぞれの年金基金のプラス要因は、
・プライベート・エクイティ
・債券やインフレ連動投資商品
・不動産
のようです。うーん、資金がないと真似できない。
まぁ、個別のアセットクラスの成績は勝てませんが、ポートフォリオは近いと言うことで良しとしますか(^^
PR
この記事に対するコメント