Date:2009/02/04 00:29
最近忙しくて、、、、今日も雑談ネタで(^^;ジンバブエ共和国。
アフリカ南部に位置し、高金利債券で有名(?)な南アフリカ共和国の北隣の国です。そのジンバブエが、またまた凄いことになっているようですね。
ジンバブエ、1兆分の1にデノミ、通貨を12けた切り下げ (CNNより)
経済が崩壊状態のアフリカ南部ジンバブエの中央銀行は2日、1000億分の1のデノミを発表した。通貨を「12けた」切り下げ、現在発行している1兆ジンバブエ・ドルが、新1ジンバブエ・ドルとなる。 ジンバブエでは昨年夏に通貨を10けた切り下げている。
昨年の8月1日に通貨の10桁切り捨て(念のために、10分の1じゃないですよ)を行なったばかりですが、たった6ヶ月で、今度は12桁の切り捨てされるようです。
もう、「ジンバブエドルは、通貨としての価値がない」と言うのが真実ですね。 ジンバブエドルは海外(ドイツ)に印刷を頼んでいるようですが、通貨の価値よりも、紙幣の原価の方が高いそうです(^^;
上の引用記事を読んでもらうと、
「インフレ率は昨年7月時点で、世界最悪の2億3100万%を記録した。」
と書かれていますが、今は、もっとインフレ率が進んでいて、驚くことに、
2009年1月時点では、
「インフレ率は年率6.5x10108%」
だそうですよ。
もう、何が何だか分かりませんね。
分かりやすく言うと、約1日で物価が2倍になる速度だそうです。
それにしても、他の国の出来事といえども怖いです。
もともとジンバブエはそんなに貧困な国ではなかったそうです。 歯車が狂ったのは、2000年8月から始まった政府による白人大農場の強制収用のようです。 2002年10月には、政府が1,100万ヘクタールの白人大農場を強制収用し、大多数の白人農場主を追い出してしまったようです。
そして、そんな土地改革や、あと選挙プロセスが混乱したため、現在、EU、米、豪、加、北欧諸国が、資産凍結等の制裁措置を取っていて、今に至るようです・・・。
で、最後に投資ネタ(^^;
こんなハイパーインフレを回避する方法として、参考になるのが以下の記事
【きょうのチャート】収益率39000%を目指すならジンバブエに注目を (bloombergより)
6月7日(ブルームバーグ):ジンバブエで年間インフレ率を上回っているのは、主要株価指数の過去1年間の上昇率だけだろう。 きょうのチャートは、過去1年間で約39000%上昇したジンバブエ証券取引所(ZSE)工業指数。77銘柄で構成される同指数はこの2週間で2倍になった。
唯一、株式だけはインフレ率に勝ったようです。 やはり投資先として株式は優秀ですね。
(ただし、2007年夏の記事ですので、現在は分かりません)
■参考情報
Wikipedia > ジンバブエ・ドル
外務省 > 各国・地域情勢 > ジンバブエ
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この記事に対するコメント
すごいですねぇ
ハイパーインフレのさらに上を行ってますよね。
Re:すごいですねぇ
りょうたさん、こんばは。
>ハイパーインフレのさらに上を行ってますよね。
ほんとうに。 もう通貨として崩壊してますね
とても人事とは思えません
モンチさん こんにちは!
はじめてコメントさせて頂くヒデと申します。
ジンバブエ本当にインフレが凄いですね!
この前、ニュースで紙幣が使い物にならないのでガソリンスタンドのサービス券を紙幣の代わりに使っていると報道されていました。
「国の信用力にガソリンスタンドが勝つ国っていったい・・・」っと、笑ってしまいましたよ。
ただ、日本も天文学的な国債発行残高を抱えているので明日は我が身かと思うと恐ろしいです。
安心して生きていける世の中になって欲しいですね!
Re:とても人事とは思えません
ヒデさん、はじめて。
>「国の信用力にガソリンスタンドが勝つ国っていったい・・・」っと、笑ってしまいましたよ。
たしかに、サービス券の方が価値がありそうです。でもいつまでガソリンが供給できるのか不安ですね(^^;
>ただ、日本も天文学的な国債発行残高を抱えているので明日は我が身かと思うと恐ろしいです。
そうですね、最近は「政府紙幣を発行せよ」との動きもあるようですし、怖い状況が続いていますね。