Date:2008/08/07 23:10
他のブログでは、かなーーり前に取上げられていますので、既に周回遅れのネタですが、、、・本日(8/7)より三菱UFJ証券で募集開始 (from 三菱UFJ証券)
・カブドットコムでの取扱い決定(募集は9/17より) (from NIKKEI NET)
というニュースを手掛かりに、「グローバルETFオープン」をネタに取上げてみました。
「グローバルETFオープン」とは、
- あの有名な日本最大ファンド「グロソブ」を運用する国際投信投資顧問が、新たに手がけるファンド。
- 運用方法は、人気急上昇中のETF(iSharesシリーズ)の複数に分散投資する、ファンドオブETF(笑)
- さらに、今注目の「新興国」と「インフレ」対応資産も組込み済み
- もちろん、隔月に分配金も出すことも忘れていません。
もう、「どんだけ~(笑)」
さすが、グロソブを開発した国際投信投資顧問だけあって、全く隙がないの商品設計です。
これも、きっと凄く売れるのでしょうね。
(悪い意味ではなく、正直、売れる物を作る企画力はピカイチですね。)
では、もう少し細かく見ていきます。
投資対象は、BGIの運用するETF(iSharesシリーズ)を利用して、新興国株式、債券、先進国株式・国債、インフレ対応の資産に分散投資を行う。
(以下、資産配分)
実質信託報酬は、1.20%±0.05%程度
販売手数料は、三菱UFJ証券やカブドットコムの場合2.1%
のようです。
無難な設計といえば無難な設計で、信託報酬も並程度だと思います。
(インデックスバランスファンドで、債券重視と考えると少し高い?)
じゃ、「私は買いますか?」といわれると、、、買いません(汗)
例えば、「インフレ対応」とか「新興国株式」などの分散投資と書いていますが、よくよく見ると
・債券(ソブリン債・インフレ債・社債、、) 70+%
・新興国株式 10%
・コモデティ 10%
・先進国株式 10ー%
で、「ほぼ、債券ファンドじゃん」とツッコミを入れたくなる資産配分です。
国際投信投資顧問といえば「グロソブ」。 債券の運用はたぶん得意なはず。
わざわざETFを使って投資しなくても、直接債券を買って投資すればよろしいのでは?(インデックスなので比率は既知ですので、同じ比率で買えばいいこと)と思ってしまいます。 その方がコスト的にも安上がりではないでしょうか?
「何か最近露出度が高い”ETF”という文字列、しかもグロソブと同じ運用会社。」
それだけの理由で、購入を決めないで、しっかり検討してくださいね!
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この記事に対するコメント
無題
こんにちは。夏休みです。
グローバルETFですが、いわれてみると、債券の比率が高いですね。しかも、日本時間以外の債券が多い気がします。
日本時間に基準価額が動くのかよくわかりません。。
Re:無題
silencejokerさんこんばんは。夏休み明けです。
>グローバルETFですが、いわれてみると、債券の比率が高いですね。しかも、日本時間以外の債券が多い気がします。
>日本時間に基準価額が動くのかよくわかりません。。
確かにメインの取引時間は、日本時間以外ですね。
まぁ、そこは投資信託なので1日1回の基準価格は妥当な所が出てくると思います。