Date:2008/09/12 23:50
いきなりの質問です(笑)以下のような会社があるとします、あなたは長期投資先として買いますか??
B社の過去の実績
- 23年前に、株価が100万円でした。
- 翌年、業績不振で株価が1000円(千分の1)に下がってしまいました。
- 19年前(3年後)に、倒産してしまい株価が1円になってしまいました。
- その後、社名を変えて275万円で上場しました(^^;
- 15年間(さらに4年後)に、やはり業績不振で、株価が2750円になってしまいした。
- 14年前(翌年)に、やはり2度目の倒産で株価が1円になってしまいました。
- その後、さらに社名を変えて、現在、上げ下げの激しい新興市場に上場しています。
社債は、非常に高い利率(リスク大)で取引きされています。
リスクが高そうですね?
景気が良いときは成長株として投資するのも良いかもしれませんが、景気減速局面では非常に怖そうです。
では、そのB社とはどこか!
答えは、ブラジルの通貨であるレアルです(会社として例えました、ちょっと強引?(^^;)。
今、ブラジルのレアルは金利が13.75%と高く、ネット証券ではブラジル債券が大人気のようです。
ただ、過去を振り返ると、
1986年:1,000分の1
1989年:1,000分の1
1993年:1,000分の1
1994年:2,750分の1
のデノミ(通貨単位の切り下げ)を行なっています。22年で価値が「2兆7500億分の1」です。すごいですね。「1000兆円ぐらいの日本の負債もあっという間に、500円(笑)」。将来の値動きは分かりませんが怖いですね。
どうして、こんな話が出てくるのかというと、本日以下3つの通貨ETFが取引きできるようになりました。(過去の記事「8/22:カレンシーETF(ルピー、レアル、ルーブル)が大証からスタート」にも書いていますので参照ください)
- NEXT FUNDS インド通貨ルピー連動型上場投信
- NEXT FUNDS ブラジル通貨レアル連動型上場投信
- NEXT FUNDS ロシア通貨ルーブル連動型上場投信
今日の出来高を見てみると、あまり賑わってないようです(3つ合わせても1000万円以下の出来高)が、今後購入を考えている方の参考になるよう少し過去を振り返ってみました。
その他の通貨
ロシア(ルーブル):2000年:1,000分の1のデノミを行ってます。
インド(ルピー):デノミはなし、(ただし、20年前の1988年からドルに対して3分の1ぐらいの価値になっています。)
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この記事に対するコメント
伝家の宝刀
デノミは最近だとあのジンバブエですね。おそろしい。
さっぱりの出来高ですが、FXで扱えるようになったら人気でるでしょうね。
Re:伝家の宝刀
こんばんは。
>デノミは最近だとあのジンバブエですね。おそろしい。
個人的には、1000億ジンバブエドル紙幣が欲しいです(笑)
>さっぱりの出来高ですが、FXで扱えるようになったら人気でるでしょうね。
同じような境遇の通貨のトルコリラなんかも人気ありましねー。人気でそうです。