Date:2009/03/08 01:29
インデックスで分散投資しているといえども(しているからこそ)、為替相場は非常に気になります。そして、2月初旬には80円台だったドル円相場が、いまは100円に届こうかとしています。
1ヶ月で10円という円安ドル高進行。
日本国民にとっては、「風邪薬(?)でろれつが回らない状態でG7後の発表に出た某財務相」とか、「支持率が風前の灯の総理大臣」とか、「色々問題を抱える野党」とかのイメージが大きいので、日本離れ(円安)が加速中?と思ってしまいます。
しかし、実際は、円安進行でなく、”ドル高進行中”のようです。
ドルを中心に先進国の通貨の状況を確認してみますと、以下のような状況です。
ドルに対しての各通貨の動き(年始から週末まで)
2009/1/1 | 2009/3/6 | |
円(JPY) | 90.9 | 97.95 |
ユーロ(EUR) | 0.7166 | 0.7898 |
ポンド(GBP) | 0.68 | 0.7 |
豪ドル(AUD) | 1.41 | 1.56 |
加ドルCAD | 1.21 | 1.28 |
スイスフラン(CHF) | 1.07 | 1.15 |
もう少し分かりやすくグラフにすると
どの通貨に対してもドルが価格を上げてます。
それを裏付けるデータとしては、
ドルインデックスの動き。
(ドルインデックス=米国の輸出入の量をウエイトとして、各通貨の動きをインデックス化したもの。ドルの相対的な強さが測れる。詳しくはFEDの資料)
昨年の中ごろから、ドルが強くなっています。
昨年の中といえば、リーマンショック。
米国株は大暴落しているのに、「何故に?? ドルが強くなるの? 株安で米国に魅力がなくなるなら、逆にドル安ではないの?」と、思わず悩んでしまいますね。
為替相場は非常に難しいので、詳しいことは分かりませんが、
- 米国の投資家が、外国株を売って安全な資産に戻している(現地通貨→ドルという取引がなされるので、ドルが高くなる)
- 世界中の投資家が、安全資産のドル債券を買っている(これも、現地通貨→ドルという取引がなされるので、ドルが高くなる)。 その証拠にドル債券がバブルのような価格上昇をしていますし・・・。
もしドル債券の信認が揺らぐと少し怖い状況が発生しそうですね(汗)。 中央銀行(FRB)と政府(オバマ大統領)には、両輪で頑張って欲しいです。
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