Date:2008/10/06 23:16
「米国がダメ」の次は「欧州がダメ」。外国人投資家が多い日本も資金が流出しているのか、金融クラッシュの被害が少ない日本も震源地の米国以上に悪い状態。ロシアはまた取引停止(1日で15%も下落)。こういう状況になってくると、「どこまで下がるの?」とパニックになってしまう場合もあるかも知れません。もちろん将来を正確に見通すことはできませんが、過去の状況は確認できそうです。
下落率39%が意味するもの――相場の「激変」に備えを!(from モーニングスター)
東京証券取引所が戦後取引を再開したのは1949年(昭和24年)5月。その後、数多くの暴落劇を繰り広げてきたが、昨年7月高値1万8,261円高値からの凄まじい下げ相場も証券史に刻まれることのは間違いない。
(略)
れらを含め、戦後19回に及ぶ崩落相場を振り返ると、興味深い事実が浮かび上がる。19回の下げ相場の平均下落率は31.3%。下落月数は13カ月だ。
(略)
れらを含め、戦後19回に及ぶ崩落相場を振り返ると、興味深い事実が浮かび上がる。19回の下げ相場の平均下落率は31.3%。下落月数は13カ月だ。
上の記事を見ると、平均は、
下落率は31.3%。下落月数は13カ月
ぐらいなんですね。個人的にはもっと酷いのかと思っていました(^^;
ということで、今の相場に、この平均値を適用してみました。
そうすると底値は、、、
(日経平均、昨年7月中旬の18200円ぐらいを基準に計算)
底値:12500円、 底値の時期:8月中旬
あらら、既にオーバーシュート(^^;のようです。
それでは日本の株式市場で一番最悪な局面(2000年4月12日の2万833円から03年4月28日の7,607円まで)である、下落率63%、期間3年を使うと、、
底値:6700円、 底値の時期:2年後
これぐらいの下げはあり得るということですね。
もちろん、上の数字は過去の出来事から推測される値だけであって、もっと下げるかも知れませんし、来月底打ちしている場合もあります。 ですので、投資の戦略のネタの1つに利用するのは良いと思いますが、2年後まで投資しないとか、6700円まで空売りということはおやめください。
現在、私は、「1年ぐらいで底打ちするかなー」と考えで準備資金を少しずつ投資に回していますが、ペース配分をもう少し落としても良いかも知れませんね、、、(汗)
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この記事に対するコメント
無題
こんばんは
私の場合は、相場の悪化(購入価格低下)のスピードが想定以上に早かったので、リザーブしていた資金を投資に振り向けるのも早くなっています。弾が追いつきません(涙)。
Re:無題
レバレッジ君さん、こんばんは
>弾が追いつきません(涙)。
買いたいけど買えない、、、、そういうお悩みを持つ方も多かったですね(交流会での話しですが、)
うまく安値圏を拾いたいですね
積立額の設定が難しい。。。
「落ちてくるナイフは掴めない」でしたっけ、うまく言ったもので、相場の急落が続くと、積立額を減らしたくなりますねぇ。とりあえず、私は増額することは止めて、同額で積立して行こうと思います。
Re:積立額の設定が難しい。。。
エッジさんこんばんは。
>「落ちてくるナイフは掴めない」でしたっけ
掴むなとか落ちてから拾えとか言いますね。 ただ、地面に落ちたと思って拾ってケガしたことが何度あることか、(^^;
>とりあえず、私は増額することは止めて、同額で積立して行こうと思います。
増額なしでも良いと思います。
私はたまたま年始にキャッシュポジションが多くなっていたので、そのリバランスの意味を込めて増額しているだけですので。
無題
アイスランド破綻。
日本、中国は下げすぎだと思うが、欧州はどうにもならない。
レバレッジのみで稼いできた欧米諸国の会社はやはりかなりキツイ。
まっとうな企業が多い日本株に関してはうまく拾えればチャンスかもしれない。
Re:無題
七誌
>アイスランド破綻。
金融立国を急いだのが逆に作用してしまったようですね。一部投資家には人気があった通貨なので少し心配です。
>日本、中国は下げすぎだと思うが、欧州はどうにもならない。
欧州は、米国破綻時に、金融セクターを除いてまだ調子が良かっただけに少しビックリです。ECBがインフレ対策優先で頑なに利下げしなかったのが不味かったんでしょうか。