小金持ち父さんの資産設計塾（？）

---

世界的に株価が下がりましたね。
日経平均の下げ幅は３００円超え。ＴＯＰＩＸも今年の３月にもありましたが、１２００ポイント割れ。

原因は、後付になりますが、米国の失業率の悪化。市場予想5.7%に対して6.1%と大幅に悪化したためのようです。もう、何回も出てきますが「米国のリセッション入り」の可能性が高まったとのこと。
そして、米国株の大幅下落、日本株の大幅下落。
（追加で、先ほど発表された米8月雇用統計の非農業部門雇用者数が8万4000人減だったようです。残念ながら、市場予想7万5000人減を上回ってしまったようです。）

もう、織り込み済みだと思っていました「米国のリセッション入り」。まだ売り込む余地があったんですね。　それにしても今回の下げ方は、、、市場も冷静さを欠いているような気もします(^^ゞ

米国の特に住宅関係は酷いといえば酷いですが、ケースシラー住宅価格指数をみると下げ幅が大分緩くなりましたし（といっても下げてますが）、４―６月の米国ＧＤＰ（改定値）も大きく上方修正されてます。悪い結果ばかり目立ちますが、悪くないデータもあるにはあります。


と、雑談はここまで、

こういうときこそ。私達のような長期投資家は信念を崩さないようにするのが大切だと思います。






ここまで下げると考えてしまうのが、
「一度リスク資産を戻して、底値で買い直そう（売買タイミングを考えての投資）」


もちろん底値を予想できるならそれでも良いのですが、底値をタイミング良く拾えるかが問題です。　底値を確認してから投資という方法もありますが、それでも大抵はすでに安値を脱してしまったとか、実は反発局面でさらに下がってしまうとかになりがちです。

もし、時間があれば、過去の記事「7/7：売買タイミングを計る戦略の罠」を読んで頂きたいのですが、
「売買タイミングを計りながら投資したため、１年に１日程度の確率（たった１日ですよ！）の上昇の日を逃してしまうと、長期リターンの2/3も逃してしまう」
という結果も出ています。

バイアンドホールドは、何も考えていないようですが、思っている以上に理にかなった投資手法です。こんな買いチャンスの時に間違った戦略をとらないよう気をつけてください。


あと、このまま行くと、「日経２２５も１００００円切ってしまうのでは？」と不安になっている方も多いと思いますが、ドルコスト法で買い続ければ思った以上に被害は少ないです。

時間があれば、過去の記事「8/30：過去の暴落に学ぶ、下げ相場への心構え」を参照して欲しいのですが、
「過去の下落相場（２番目に酷いNasdaqのITバブル）を、今の日経２５５に当てはまると５０００円を切るような相場であったが、ドルコスト法で買い続ければ約１０年後の今ではプラス収益」


最後に本日のＴＯＰＩＸのデータ
(from モーニングスター＞ニュース＞東証1部業種別データ）
予想ＰＥＲ：14.23倍
実績ＰＢＲ： 0.80倍

ここで、売るか、買うか、何もしないか、どの戦略が良いかはお任せします（笑）

---