Date:2007/09/26 23:52
今、ワールドビジネスサテライト(テレビ東京系)の番組を見ていたんですが、「円が安い」という内容についてのニュースがありました。
円が安いというのは、ここ2-3年の為替の流れを見ている方にとっては当たり前のような内容ですが、 興味深かったのは「外人の日本買いが始まっている」という内容でした。 個人的には日本の行く末に非常に不安を感じる内容です。
その内容ですが、
・北海道(たしかニセコ? 失念しました)で、オーストラリア人がコンドミニアムとしてリゾートマンションを買いまくっている。 しかも地域全体の売り上げの85%は外国人による売買。
「日本の不動産の価格は他国に比べて安い」に合わせ、円安であるため、オーストラリア人には日本の不動産が超格安物件に見えるようです。
・韓国で、日本への0泊2日のショッピングツアーが流行っているらしい。
番組中では、韓国の若い女性が、日本は安いということで買い物している姿が映し出されていました。
10-20年ほど前の日本が元気なときは、日本人が海外にブランド物等を買いにいく姿がありましたが、今や立場は逆転しているようです。
上のように、いわゆる一般市民が日本の物を買いあさる状態を見ると、日本の購買力が地に落ちたよな気がして非常に怖いです。 私はFXや海外株・債券で海外資産も持っているため、円安は一応歓迎なのですが、 これだけひどく落ち行く日本の姿を見ると素直に喜べない気がしてきました。
番組の司会者が、「円キャリーが流行っているが、それは円金利が低いため。円金利はずっと低いままだがそれはもはや日本に金利を上げるだけの体力が残ってないのでは」 とコメントしていましたが、実にそのとおりだと思いました。
いつまでも日本は経済大国だと思っているといつか痛い目を見そうです。自分の身は今から守っていきましょう(日本だけの投資だけでなく、世界に目を向けた投資をしていきましょう)。
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