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「上場インデックスファンド海外新興国株式」の取引がスタート

24日から、新しい国内ETFが仲間入りしました。その名は・・・

「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)」

BRICsを含む新興国22カ国の株式市場をカバーした株価指数「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」に連動するETFです。 個人投資家には非常に人気のある投資先ですので、首を長くして待っていた方も多いのではないでしょうか?


一応、簡単に紹介すると
  • 銘柄名 :上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)
  • 連動指数:BRICsを含む新興国22カ国の株式市場をカバーした株価指数
  • 売買単位:10口 (ですので1万円程度から投資できます
  • 信託報酬:年0.2625%(税抜0.25%)
となるようです。


今まで個人投資家がMSCIエマージングに投資しようと考えたときには、MSCIエマージングに連動したインデックスファンドや海外ETFを購入するしかなかったのですが、

・インデックスファンド・・・コスト安と評判のeMAXISシリーズでも、信託報酬0.63%かかる。
・海外ETF・・・為替手数料が往復で0.5%程度かかる。バンガードのETF(VWO)でも信託報酬0.27%

だったのですが、なんと、国内ETFなので為替手数料なし、信託報酬0.2625%、しかも約1万円の資金で購入できるようになります。

いやー、かなり良いですね!!




で、本日の売れ行き(^^;ですが、

新興国株式に分散投資する日本初のETFが東証に上場、初日の売買代金は先進国株式ETFを上回る (モーニングスターより)

上場初日の売買高は12万1420口、売買代金は1億3116万9000円だっ た。
(略)
売買代金は1月29日に東証に上場した日興アセットのETF「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI―KOKUSAI)」 <1680> の7255万5000円を上回った。

だそうで、非常に人気が高かったようです。


信託手数料も安く、使い勝手もよく、人気がある(=流動性がある)、1つ気をつけるべきことがあります(といっても重箱の隅をつつくようなことなので気にする必要はないのですが)。それは、「税制の問題」と「それを回避するための複雑な仕組み」です。


税制の問題は、
「ETFは非上場の投信信託と違い、市場取引を通じて日本人以外の投資家でも保有できるます。そのときに難しいところは各国によって税制が異なるのをどう処理するか? 米国人投資家の場合、配当に対して30%課税だが、日本人投資家の場合は10%でよい。 投資家が日本人だけなら10%の税を払うですむが、日本人以外も含まれるので税率を高い方(30%)に合わせなければ、脱税になってしまう」

で複雑な仕組みは
「投資国に納める株式配当金に対する源泉課税分の目減りや株式の売買・決裁コストを限定化するため、投資対象各国の株価指数先物と金利運用を駆使し、現物株での運用と遜色の無い運用を目指す。 そのためファンドオブファンズという仕組みを使ったETFになる」

というところです。(詳細は、こちらの記事を参考ください)



まぁ、色々書きましたが、
今後MSCIエマージングに投資するときは、私はこのETFを使いたいと思います。
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