Date:2008/05/08 00:16
GW前(^^;に読みました、書籍をご紹介します。 今年の3月に発売された「橘 玲」さんの新刊です。
内容的には、、、
投資手法等を書いたノウハウ本ではなく、どちらかというと(海外投資にかかわる)金融事情を紹介するような内容でした。 例えば、「海外口座・非居住者」というありがちな(^^)内容から、海外ヘッジファンド等の裏話、 オプションやFX等の話もあります。
ただ書かれている内容のレベルは高く、中上級者向けになっています。
その中でも、個人的にお気に入りなのは、第1章の「究極の投資VS至極の投資」でした。
お金持ちの投資を「至極の投資」とし、一般サラリーマンはどのように対抗すべきか=「究極の投資」ということです。
この「究極の投資」の考え方(とストーリも)が非常に面白かったです。
簡単にご紹介する前に1つ注意を、「お話としては面白いですが真似するのは自己責任で!」
キーワードは、「人的資本」です。
サラリーマンは、投資する本人がキャッシュを産む資本(働いているかぎり給料をもらえる)で数億円の価値がある。 この数億円の人的資産もポートフォリオの一部として考えるべきということです。
この「人的資本」の価値は、入社直後で1.5億円ぐらいで日本円の資産。
だから、究極の投資は、
- 株式に全資産を投資
- 可能ならレバレッジをかける
- 海外資産に全資産を投資
例えば、資金400万円にレバレッジ25倍(=1億円)で海外株式に投資。そうすると人的資産1.5億円(日本円の資産)と釣り合い取れるということです。
バランスで考えると一理ありますね(汗)、 ただしリスクは高すぎますが。
ただ、お話としては大変面白く書かれており考え方については非常に参考にはなりました。
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