Date:2008/08/22 23:32
本日、仕事で長時間移動することがありましたので、移動のお供に以下の本を読みました。(発売はもう少し先かと思っていたのですが、既に書店に並んでいました。恐るべし都内書店)
著者のカン・チュンドさん(こちらのサイトを運営>「カン・チュンドの 投資のゴマはこう開け!」)は、ETFを使った投資アドバイスでインデックス投資家の間では有名な方ですが、そのエッセンスを初心者にも分かりやすく紹介するような内容でした。(今日1日でサラッと読めてしまいました。)
内容的には、
半分が、「ETFとはどんなもの?」「どういう種類があるの?」「どこが有利なの?」という内容で、このブログを読んで頂いている、マニアック(?)な個人投資家には少し物足りないかも知れません。
(書籍ですので、マニアックな内容ばかりとはいかないですよね)
そして、残りの半分が「ポートフォリオの組み立て方」。
こちらは、非常に面白かったです。
例えば、
(あまり詳しく書くと不味いので(^^ゞ、、さわりだけ紹介)
「ETFでアセットアロケーションを作る時、時価総額で決めると、先進国:新興国=9:1になるが、将来を託すなら若くて元気の良い新興国。だから、先進国:新興国=1:1。 だから、米国:米国以外:新興国=25%:25%:50%」
という大胆な提案がされていました。
短期間の値動きを気にせず数十年先のことだけを考えると、そういう戦略もありかも知れませんね。
で、さらに続いて、
- 「米国:米国以外:新興国=25%:25%:50%」+外国債券+MMF(守りの資産)でポートフォリオを作るとどうなるのか
- さらにリスクを拡大・縮小させた場合にどう変化させるのか?
- さらに、リートやコモディティなどを入れる場合は、どう組み立てるのか?
このあたりは、カン・チュンドさんの今までのコンサルティングで培ってきた考えなんだと思います。非常に分かりやすく、実践ですぐに使えそうな内容でした。
できれば、これから投資を始める人が最初の1冊として手にとって欲しいですね。
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この記事に対するコメント
拙著をお読みいただき、ありがとうございます。
モンチさん、拙著のご紹介ありがとうございます!この本はETFをわかりやすく解説した本ですが、それ以前に【インデックス投資の入門書】というふうに思っています。お書きのように、「これから投資を始めようかな」という人にぜひ手にとっていただきたいです。
Re:拙著をお読みいただき、ありがとうございます。
カン・チュンドさん、こんばんは。
(発売日は、まだまだ先だったのですが)たまたま、東京都内の大型書店に行くと、既に本が並んでいましたので思わず手に取りました。
記事には書いていませんが、ETFに関する雑学なども個人的には勉強になって面白かったです。