Date:2007/10/20 21:06
今日は、先週の出張中(移動中)に読んだ本を紹介します。 大分前から読みたいと思っていた本なのですが、 木村剛 氏の 「投資戦略の発想法」です。 いわゆる投資哲学を説いたような本で非常に参考になります。 特に参考になる部分は、 「投資する前にやることがあるでしょう」 「金融商品だけでなく人生(?)のポートフォリオを考えましょう」 といったところです。 |
参考になった部分を自分なりまとめますと、、
一番面白いのは、金融商品だけではないポートフォリオとして、自分の収入や支出にもターゲットをあげています。
まずは、「家計簿をつけて収支の内容を把握しなさい。投資する前には、毎月いくら使ったか分かるようにならないといけない。」と、第1章からジャブを食らいました(^^;
(ちなみに、私は定番ですが、Microsoft Money で家計簿+投資成績をつけていましたのでこの部分はOKでした。)
その上で、一番簡単な投資成績を上げる方法として
・節約しなさい。 支出は自分でコントロールできる
・支出で数%抑えるのは簡単だが、投資で数%稼ぐのは大変だ
という論理です。
また、逆に給与などの収入について、「もっとも重要なポートフォリオ」として説いています。
つまり、私自身の人生(?)のポートフォリオとして、一番稼ぎ出しているのは仕事からの収入であり、この部分を最大化するのが良い。 資産運用は副収入という位置付けで、余り時間をかけてはいけない。 とにかく仕事に力を集中しなさい。 という感じです。
非常に興味深い内容ですね。 金融資産だけを考えると、日本株がどうだとか海外債券がこうだとか、なりますが、もう少し視野を広げて、「生活にかかる費用を節約する。」「一番の収入源である仕事を大切にする。」 という発想は斬新でした。
(そういえば内藤氏も、投資に時間をかけるなといってましたね(^^;)
この「投資戦略の発想法」では以上のことができてから、初めて投資を考えなさいとしていました。
(つづく)
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