Date:2008/11/14 18:03
「遠慮ないご意見をお聞かせください」では、アンケートのご協力+忌憚ないご意見を頂きましてありがとうございます。アンケートの回答件数の伸びもほぼ一服したようですので、ここらで一旦まとめます。結論を先に書きますと、「電子BOOKの出版はやめておきます」
今回の件では、50名以上の方がアンケートに参加していただき、コメントが7件(ブログ内)+2件(アンケートシステム内)を頂きました。 あとは、いつも懇意にしていただいているブロガーの方から「長期投資の商材を出した知り合いの笑えない経験談?」なども送っていただきました。
本当に色々と情報を寄せていただきましてありがとうございます。
一方、その間に、電子BOOKの企画した会社からは、一般的な企画書と、多分、私向けに書かれた企画書の2つを頂くことができました(どのように作業が進むのか、平均してどの程度の売り上げがあるのか、どうやって販促するのかなど、通常では手に入らない情報を知ることができました)。
そして、総合的に考えた結果、読者にも、販売会社にも、私にもメリットがあまりなさそうなので止めることとしました。(昨日の晩にお断りのメールを入れておきました)
改めて考えると、一番のネックは値段なんでしょうね? (買う側は勿論ですが、売る側も)
この点を企画元の会社に言ったところ、最終的には「相談できます」という回答を得たのですが、私への報酬なし+必要経費のディスカウントをお願いしたとしても、ライターとデザイナーが付く予定でしたので、最低でも1冊、1万数千円のコストが発生しそうです。(もちろん100冊ぐらい売れるという確約があるなら一般書籍並みの値段にできると思いますが、それほど売れないみたいです。)
逆に買う側の立場としては、1万円でも買わないですよね。私も余程のことがないとが買わないと思います(我が心の師匠である内藤忍氏の書き下ろしなら買いですが(笑))
あと、書く側の立場で考えると、平均的な売り上げだとコストとリターンが釣合いません。執筆活動の時間、会社で残業していたほうが余程稼げます。(濡れ手に粟状態もあるようですが、稀なパターンのようです)
結局、OneToOneマーケティングのような情報商材はビジネスモデルとしては難しいのかも知れません。だから、「コストがかからない(=内容の無い)情報で高額で売られる > 信用を無くしてますます売れない。」という悪循環が続くのでしょうね。 今回の件で内情が良く分りました。
最後に、応援のメッセージを頂いた方へ。
非常に勇気づけられました。 次回、同様の案件(おまけ用の小冊子の作成や、雑誌へ記事投稿、書籍出版(<これは無理そう?))の申し出があがったときは、みなさまの期待に応えられるよう努力します。(その時は推敲時の原稿を読んでもらうとか、可能なら無料でプレゼントするとか、ボツ原稿を進呈するとか、とりあえず何か応援に報いたいです。)
何年先になるかは分りませんが、気長のお待ちください。
PR
この記事に対するコメント
無題
書籍になったら、イノイチバンで買いますよ(^_-)-☆
私、モンチさんを応援してます。
個人的には、「長期投資の商材を出した知り合いの笑えない経験談?」ってのが気になります。
Re:無題
マルキールさん、こんにちは。
書籍まで話が行くことは絶対ないと思いますが、もし何か機会があればよろしくお願いします。
>個人的には、「長期投資の商材を出した知り合いの笑えない経験談?」ってのが気になります。
実際は、記事の文面通りと少しだけ違うかもしれないんですが、 「よく勉強されている方が、こういうビジネスに利用されて残念」のような感じです。
無題
面白いエントリーですね。
買う買わないは別にして、そういう持ちかけがあるということは、商売になると踏んだ人がいるということですものね。
責任論を書かれた人がおられますが、チャレンジしてみるものありかという気もしました。
ただ、労力に見合うとは思えないし、失うものも多いというのは、モンチさんのお考えどおりのような気がします。
ブログがどこでも同じようなブログのままで終わらずに、何かに挑戦するってのは基本的にいいことのように思います(^^♪
Re:無題
うさみみさん、こんばんは
そうですね。採算が取れる見込みがあったから話があったということかも知れませんね。 でも、本1冊分の内容を絞り出すのも大変だったと思いますので、これで良かったと思います。 (皆さんを裏切るような結果になっても嫌ですし)
>何かに挑戦するってのは基本的にいいことのように思います(^^♪
そういう機会が増えるように、情報発信していかないとダメですね。 お互いブログの地位向上に頑張りましょう!!